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ツムラ 当帰飲子 エキス顆粒(医療用)

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    ツムラ:ツムラ 当帰飲子 エキス顆粒(医療用)

  • 当帰飲子

    当帰飲子が適用する自覚症状

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主 治

【適応症】

慢性湿疹(乾燥した皮膚)、老人性皮膚掻痒症、かゆみ、皮膚掻痒症、痒疹、尋常性乾癬、皮膚炎、蕁麻疹

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k0697 42包(2週間分) 3,932円(税込)
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症例・病例・治癒例

【症例参照】

【当帰飲子の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈皮膚掻痒症〉

治例図 78歳、男性。会社の社長。
やややせ型。20年来、六君子湯を欠かさず服用している。そして、毎日大きな犬と散歩して身体を鍛えている。この冬はじめて背中全体が痒くなり、病院で薬をもらって塗っているが、一向によくならず、重くなったり軽くなったりしている。背中を拝見したところ、皮膚全体に枯燥し、茶色の斑で覆われており、ただ一カ所だけ指頭大の紅斑がある。しかしすべて扁平で盛り上がってはいない。温清飲を考えたが、地黄の胃もたれを警戒し、当帰飲子と決め、弱いデキサ軟膏と乾燥肌の石鹸をすすめた。
約2週間の服用で、紅斑はもちろんのこと茶斑は大きいものから消失し、大変きれいになったが、痒みは思ったほど消失しない。それから更に1ヶ月半、恐れていた胃もたれも起きず、順調に茶斑は消失。痒みも全く消えて、廃薬した。それから約6年、再発していない。

・現代病名:皮膚掻痒症

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2〈かさかさ肌が潤い、かゆみが消えた〉

治例図 Z君(15歳)は、幼いころからアトピー性皮膚炎で、ずっと治療を続けてきました。いろいろな治療を試しましたが、なかなか思うような効果を得られません。

かゆみが非常に強くて、皮膚はかさかさと潤いがなく、上半身では額と首、下半身では太ももの内側とひざ裏の皮膚がザラザラになって赤黒く変色していました。

そんなZ君は、中学に入ったころから、漢方薬を扱う薬局で指導を受けるようになりました。初めに温清飲を勧められ、だいぶ症状が軽くなりましたが、疲れたときに症状が悪化することから、次の処方を当帰飲子に変更。今度は、ほとんど皮膚のかゆみを覚えなくなりました。

1年ほど飲み続けると皮膚のかさかさが治り、かゆみに悩まされることもなくなりました。高校に入るころには外用薬の紫雲膏だけでも十分に症状がコントロールできるようになったのです。

・現代病名:アトピー性皮膚炎

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弁証論治

【弁証論治・概要】

中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。

弁証論治…症状・所見→四診→証→治法→方剤
リンク血虚 »
リンク気虚血瘀 »
リンク血虚生風 »

【自覚症状図】

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

当帰飲子

【中薬大分類】治風剤…風(ふう)の邪による失調を治す方剤です。即ち、外風を疏散したり、内風を平熄する効能をもち、風病を改善する方剤です。

【中薬中分類】平熄(そく)内風剤…体内に発生した内風を治す方剤です。内風は「身中陽気の変化」で、熱盛により肝陽が亢盛になって化風したり、陰血不足のために肝陽偏亢になって動風を生じるもので、肝陽の偏亢に続発してひきおこされる「風うちより生ず」の病変です。

八綱分類表寒虚(ひょうかんきょ) 表 寒 寒 虚 …証(体質・症状)が、表証(体表)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、燥証(乾燥)、血虚(血流不足・貧血症状)の方に適応します。


気血津液…人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。
血虚…血が不足している方が使用します。血の濡養(栄養・滋潤)作用の不足による症候で、広義での栄養不良状態に相当します。 皮膚につやがない、爪の色が悪い、頭のふらつき、目がかすむ、しびれ感などの症状を呈します。
津液不足…津液の不足している方が使用します。人体の構成成分の滋潤作用を持つ津液の不足のことで、西洋医学的には脱水に相当します。主に発汗過多、尿量過多、出血が原因で起こります。 状態は口渇・多飲が特徴で、唇や皮膚の乾燥、便秘などの症状が現れます。一般には陰虚の範囲に含まれ、主に肺陰虚・胃陰虚を呈することが多く、暑がりの方に多く見られます。

 

【臓腑弁証】

【気血津・臓腑証】
血虚生風(けつきょせいふう)…四物湯に補血の何首烏と去風止痒の白シツ藜・防風・荊芥および補気の黄蓍・炙甘草を配合しており、栄養・滋潤の効果と「かゆみ止め」の効果を合わせた処方です。熟地黄・白苛・当帰・何首烏は全身・皮膚を栄養して皮脂腺の分泌を促し皮膚を正常化し、さらに白シツ藜・防風・荊芥が皮膚血管を拡張しかゆみを止めます。黄蓍・炙甘草は元気をつけ機能を改善し、補血薬の吸収を促進し、皮膚の機能を高めて他薬の効能を補助します。また、黄蓍・当帰は肉芽形成を促進します。以上の作用により老人性皮膚掻痒症などの皮膚病変を改善します。血虚生風の目まい・ふらつきにも有効であり、補中益気湯などと併用するとよいです。.

●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
リンク五臓(ごぞう) »  リンク気・血・津液・精 »  リンク弁証論治・事典 »

【証(病機)】皮膚血虚風燥(ひふけつきょふうそう)

【中医学効能(治法)】 補血潤燥・止痒

【用語の説明】(term)

リンク補血(ほけつ) »…血を補うことです。=益血、養血。

リンク潤燥(じゅんぞう) »…乾きの状態を改善することです。

リンク止痒(しよう) »…痒み(かゆみ)を止めることです。

リンク血虚(けっきょ) »…体を栄養する血が不足した状態です。貧血などで栄養成分が不足した状態です。顔色不良、口舌が淡白、爪・毛髪につやがない、ふらつき、視力減退などがあります。


診断のポイント

【ポイント参照】

●貧血性で皮膚は枯燥
●発疹、発赤、分泌物などのない掻痒症
●夜間、特に痒みが烈しい


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舌 診

脈 診

使用方法

【使用方法参照】

正しく使用 食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。


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成 分

【生薬参照】

当帰飲子は、主薬の当帰をはじめ、下記の10種類の生薬からなります。当帰と川きゅうと地黄は代表的な理血薬です。体の血行をよくして体をあたためるとともに、水分を保持する作用があります。防風と荊芥は発散性の生薬で、皮膚病の病因を発散して治します。また、滋養作用のある黄耆や何首鳥・しつ梨子は皮膚の栄養を高めるのに役立ちます。

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 トウキ(当帰)…5.0g
日本薬局方 ジオウ(地黄)…4.0g
日本薬局方 シャクヤク(芍薬)…3.0g
日本薬局方 センキュウ(川きゅう)…3.0g
日本薬局方 ボウフウ(防風)…3.0g
日本薬局方 オウギ(黄耆)…1.5g
日本薬局方 ケイガイ(荊芥)…1.5g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)…1.0g
シツリシ(しつり子)…3.0g
カシュウ(何首烏)…2.0g

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製剤・薬剤形状

【製剤・薬剤形状参照】

〈顆粒剤〉

顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。

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使用上の注意

【注意参照】

【妊娠・授乳の注意】女性
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。

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補足説明

【関連項目参照】

まばたき

微笑み

 
区切り

足跡【当帰飲子類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
 

リンク温清飲 » …体力中等度の人で、皮膚の乾燥傾向などは本方と似ているが・患部はときとしてわずかながら溶出液があり、痕痒感が強く、発赤、熱感を伴う場合に用いる。(血熱血燥)

 
 

リンク十味敗毒湯 » …体力中等度の人で患部は散発性あるいはびまん性の発疹で覆われ、疲痒感が強く、発赤を伴い、季肋部の抵抗・圧痛(胸脇苦満)を認める場合に用いる。

 
 

リンク消風散 » …比較的体力のある人で、患部が湿潤し、掻痒感が顕著で、結痂、苔癬化があり、口渇を伴う場合に用いる。(風湿熱の皮膚疾患)

 
 

リンク八味地黄丸 » …老人性掻痒症などで、皮膚病の症状は似ているが、腰部および下肢の脱力感、冷え、しびれなどがあり、夜間尿の増加がある場合に用いる(腎虚の証)。

 
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製薬会社・電話

【問合せ先参照】

問合せ先 (お客様相談窓口) 0120-329-930
 又は 03-5574-6600

受付:午前9時~午後5時30分
(土・日・祝日および弊社休業日は除きます)


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