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ツムラ 防風通聖散 エキス顆粒(医療用)

  • ツムラ 防風通聖散 エキス顆粒(医療用)

    ツムラ:ツムラ 防風通聖散 エキス顆粒(医療用)

  • 防風通聖散

    防風通聖散が適用する自覚症状

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主 治

【適応症】

高血圧の随伴症状(動悸肩こりのぼせ)、肥満症むくみ、(常習)便秘胃酸過多症心臓衰弱動脈硬化高血圧、脳溢血、腎臓病、痔疾、慢性腎炎湿疹糖尿病、皮膚病、蓄膿症中風予防、脱毛症、頭瘡、ネフローゼ、膀胱炎、梅毒、性病、喘息、癲癇、フルンケル、カンブンケル、慢性湿疹蕁麻疹、酒渣、歯痛。

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症例・病例・治癒例

【症例参照】

【防風通聖散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈脳溢血〉

治例図 56歳の男子。

右半身不随を発して3年になるが、まだ右手足が不自由で言語障害があり、右の口角がしびれ、頭痛、肩こり、腰痛等がある。便秘していて、血圧は200、顔色は灰白色である。脈ははねかえるように力があって充実し、舌は黄褐色の苔があって、腹証は全く硬く膨満している。

本例はいわゆる臓毒証体質に属し、防風通聖散の正証と診断された。しかし経をめぐらす意味で最初に疎経活血湯を与えてみたが、やや軽快という程度ではっきりしない。そこで体質的に防風通聖散を与えると、1ヶ月の後には諸症状が速やかに軽減し、その顕著な効果に驚いた。3ヶ月の服用を終わったころには、ほとんど自分の要は弁ずることができ、不自由がなくなった。

・現代病名:脳溢血

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2〈動脈硬化〉

治例図 68歳、男子。

赤ら顔で強度の肥満があり、腹部は常人の2倍はあろうというほどに膨満。血圧は異常はないが、肩こり、のぼせを訴え、病院の検査により動脈硬化症との診断を下され、来院した。便秘の傾向もみられる。

典型的な防風通聖散の証とみて処方すると、自覚症状は直ちに好転し、2ヶ月ほどですっかり軽快した。しかし、本人は、この薬を飲んでいると気持ちがよいからといって、その後も服用を続けている。肥満は、やや改善されたという程度で、さしたる変化はみられない。

・現代病名:動脈硬化

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3〈漢方薬と家族の協力で肥満を解消〉

治例図 10代のK子さん(当時17歳)は160cmで80kgという大柄な女性でした。洋服のサイズは18~20号で、既製の服はなかなかありません。

健康はもとより美容を気にする年ごろということもあって、ある日、漢方薬を扱っている医師のもとを訪ねてみることにしました。

便秘気味で冷え症のK子さんには、防風通聖散という漢方薬が処方されるとともに、それまで食事の代わりに食べていたスナック菓子とジュースを一切やめること、食事は豆腐や火を通した野菜、小魚を中心にバランスの取れた内容にすること、冷えを解消するために半身浴をすること、さらに運動として通学の際に1駅分を歩くことなどが指導されました。

K子さんは医師からいわれたことを忠実に実行しました。また食事は、家族全員が同じものを食べるなどして協カし、K子さんのストレスを軽減しました。そして漢方薬もきちんと飲み続けた結果、2年ほどで標準体重にまで落とすことができたのです。

今では結婚して子どもももうけ、毎日元気に過ごしています。

弁証論治 リンク脾胃の痰 »

・現代病名:肥満

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4〈約半年でスリムになった〉

治例図 果物屋の奥さん、Nさん(42歳)は、背が高く、がづちりとした体格ですが、体重は70kgと太っていました。

おなかがポコンと盛り上がる太鼓腹のタイプです。なぜ太ってしまうのかというと、商売柄売れ残ってしまうリンゴやバナナなどの果物を、もったいないので、自分で食べてしまうからだといいます。これまでいろいろなダイエット法を試しましたが、やせられませんでした。

便秘気味だという話だったので、防風通聖散を飲んでもらいました。約半年ほどで体重は15kgほど落ち、スリムになり、体が軽くなったと喜んでいます。

弁証論治 リンク脾胃の痰 »

・現代病名:肥満

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5〈便秘、肥満〉

治例図 年齢/50歳代。性別/女性。

体格は脂肪太りで、便が硬いとのことです。ダイエットで色々な製品を試しましたがなかなか痩せなかったので、防風通聖散を用法・用量通りに服用していただいた。

便秘の改善が著明で継続していただいています。現在はお腹が出ていたのが目立たなくなり、でっぷりとした感じがなくなり、体型がスッキリしてきました。5年くらい継続して服用中です。

弁証論治 リンク脾胃の痰 »

・現代病名:便秘、肥満

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6〈抜け毛を改善した〉

治例図 51歳のTさんは身長が160センチと、女性にしてはやや大柄で、体重が70キロ以上もある肥満型です。

ある日の朝、鏡の前で髪をとかしていると、右の後頭部の辺りに円形脱毛があることに気がつきました。普段から漢方のかぜ薬などを利用していたTさんは、なじみの漢方薬局で症状を相談したところ、薬剤師から防風通聖散を勧められました。

また、円形脱毛になっているところをマツの葉(10~15本程度を束ねたもの〕の葉先でたたくという民間療法も教えてもらいました。

漢方薬を飲んで、毎日新しいマツの葉で患部をたたいてみたところ、円形脱毛になっていたところにみるみる髪が生えてきて、1ヵ月半で完治しました。

・現代病名:脱毛症

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7〈漢方で症状が消え仕事の成績も向上した〉

治例図 30歳のA男さんは、体力がある方で、小太りの体形の営業マンです。大きな病気はしたことがありませんが、美食家でやや便秘気味でした。

そのA男さんが、しばらく前から蓄膿症になり、鼻詰まりのほか、のぼせや肩こりなどの症状が現れるようになりました。近所の耳鼻咽喉科に通いましたが、一向によくなる気配がありません。

そこで、親戚に紹介された漢方薬局に行き、相談したところ、防風通聖散の服用を勧められました。

1ヵ月ほどたつと、しつこかった症状が目に見えて緩和され、3ヵ月後には、鼻が詰まらなくなり、それに伴い、のぼせや肩こりもきれいに解消されました。蓄膿症が治ったころから、営業成績も向上しはじめたそうです。

弁証論治 リンク肺胃熱 »

・現代病名:蓄膿症

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8〈防風通聖散と運動で数値が下がる〉

治例図 Bさん(52歳)は、身長が150cmで体重58㎏の女性です。特に自覚症状はなかったものの、健康診断でコレステロール値が300㎎/dlと指摘されたため、心配になって近所の漢方クリニックの診察を受けに行きました。

Bさんは固太りタイプで、基本的に体も丈夫だったので防風通聖散が処方されました。また、医師から薬の服用と同時にウォーキング程度の軽い運動を継続的に行うように勧められました。

防風通聖散を服用しながら運動も続けたところ、3ヵ月後には体重が52㎏まで減り、コレステロール値も230㎎/dlまで下がりました。

もうひと息なので、そのまま服用と運動を続けていくつもりのBさんです。

・現代病名:高脂血症

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9〈肥満と共に高血圧症、便秘、腰痛を合併〉

治例図 54歳の主婦。ここ十年位、少しずつ太るのが悩みのたねで、とうとう160センチにも満たない身長なのに体重が83キロにまでなってしまいました。と、同時に腰痛高血圧、それに便秘に悩まされるようになりました。

見事に太ってがっしりした赤ら顔の、のぼせ症でいつも顔に汗をかいています。脈はしっかりしていて、血圧は176/96もあります。舌は暗紅色で舌の裏の静脈が怒張して蛇行しています。厚い舌苔もあります。食積(食べ過ぎ)と瘀血の証のようです。

そこで防風通聖散の煎じ薬と、瘀血を取る目的で桂枝茯苓丸の丸薬を服用して頂くことにしました。もちろんダイエットと運動の指示を添えた上です。律儀にダイエットと服薬を励行された甲斐あって、この方は服薬開始から二週間で血圧が161/92に下がり、一ヶ月後に10キロの減量に成功、さらにその後2キロ減り血圧は153/90に落ち着きました。

・現代病名:肥満と共に高血圧症、便秘、腰痛

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10〈大きなおできが西洋薬との併用で快癒〉

治例図 75歳のTさんは、その年齢の割に若々しく元気な人で、体格のよい実証タイプの男性です。4~5日ほど前から、寝ているときに、背中に何かが当たっているような感じがするようになりました。

その後1週間ほどたって、少し痛みが出るようになってきたので、鏡で自分の背中を見ると、直径10cmほどの大きなおできができていました。

そこで、普段から通院している漢方を扱う病院を訪れることにしたのです。医師には「こんな状態になるまで、どうしてほうっておいたんですか」と怒られましたが、あまり痛みを感じなかったからと、答えるしかありませんでした。

幸い、おできはひどく化膿しているわけではなかったので、炎症を鎮めるために抗生物質と漢方薬の防風通聖散が処方されました。

3日ほど服用を続けたところ、おできの腫れは半分ぐらいの大きさになり、1週間ほどたつとそれもすっかり引いたそうです。

・現代病名:おでき

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10〈肥満と共に高血圧症、便秘、腰痛を合併〉

治例図 54才 女性。

現病歴:40才過ぎから体重が増加し始め、初診時身長158cmに対し体重83Kgになった。肥満と共に高血圧症、便秘、腰痛を合併している。

四診:のぼせ症、顔面充血して多汗症である。舌質暗紅、舌下静脈の怒張と蛇行が著明、白膩苔。脈は沈実(血圧176/96㎜Hg)。腹部は充実して膨満、少腹硬満し、膀両側斜下に圧痛著明。

弁証:食積、気滞、流血。

処方:防風通聖散桂枝茯苓丸を兼用。同時に減食ならびに運動を指示。

経過:1ケ月後、血圧160/90㎜Hg、体重は10Kg減少した。最終的には体重71Kg、血圧153/90㎜Hg迄減量と血圧降下に成功 した。

・現代病名:肥満と共に高血圧症、便秘、腰痛

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弁証論治

【弁証論治・概要】

中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。

弁証論治…症状・所見→四診→証→治法→方剤
リンク痰湿(脾胃の痰) »
リンク皮膚病と湿熱 »
リンク胃熱 »

【自覚症状図】

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

防風通聖散

【中薬大分類】表裏双解剤…体表と体内を同時に治療する方剤です。

【中薬中分類】解表攻裏剤…解表と潟下を同時に行う方剤です。

八綱分類裏熱実(りねつじつ) 裏 熱 熱 実 …証(体質・症状)は、一応裏証(慢性症状)、熱証(暑がり・のぼせ)、実証(体力充実)、湿証(水分停滞)の方に適応しますが、この方剤は、たいていの、どの証にも対応します。


気血津液…人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。
気虚…氣が不足している方が使用します。氣の作用の不足で、全身の機能・代謝・抵抗力の低下や興奮性の低下などに伴う症候を現します。 疲れやすい、元気が無い、活力低下などを特徴とします。
血虚…血が不足している方が使用します。血の濡養(栄養・滋潤)作用の不足による症候で、広義での栄養不良状態に相当します。 皮膚につやがない、爪の色が悪い、頭のふらつき、目がかすむ、しびれ感などの症状を呈します。
水液停滞…余分な水があまっている方が使用します。津液の停滞のことで、西洋医学的には細胞内液・組織液・リンパ液などが、主として組織間・消化管内・体腔内に異常に停滞したことを意味します。 中医学では湿・痰飲・水腫と呼ぶのが一般的で、日本では水毒ともいわれます。

 

【臓腑弁証】

【気血津・臓腑証】
熱盛・熱毒(ねつせい・ねつどく)…主体は清熱です。清熱瀉火・解毒tを主とし、瀉下・去風・利水薬を組み合わせ、さらに補血・補気健脾の配慮があります。消炎・解熱に働くとともに、利胆・利尿・発汗という解毒・排泄の経路をすべて利用して、炎症に対する理想的な方剤になっています。さらに補気・補血薬を配合しているところがら「攻撃の行きすぎを抑制する」効果もあり、「発汗して表を傷らず、攻下して裏を傷らず」といわれ、安全性も高いです。また、多種の清熱薬の組み合わせ、瀉下・去風・利水の薬物の配合から、上・中・下・体内・体表すべての炎症に適応するので、応用範囲も非常に広いです(鎮痛・鎮痒・月経調整の効果もある)。炎症性疾患には広く用いてよいです。
使用目標として「体力の充実」「太鼓腹」などがあげられていますが、防風通聖散は元来「表裏倶実」といわれる全身的な炎症を目的としたもので、こだわる必要は全くないです(ただし、胃腸虚弱で下痢傾向の方には向きません)。

●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
リンク五臓(ごぞう) »  リンク気・血・津液・精 »  リンク弁証論治・事典 »

【証(病機)】脾肺実熱(ひはいじつねつ)

【中医学効能(治法)】 辛温解表・清熱解毒・瀉下・利水・清熱瀉火・去風

【用語の説明】(term)

リンク辛温解表法(しんおんげひょうほう) »…辛温解表法:辛温の薬で温め風寒の邪を体表から発散させる治療法です。悪寒、頭痛、発熱を治します。類語:祛風散寒法(きょふうさんかんほう)。

リンク清熱解毒法(せいねつげどくほう) »…寒涼性の生薬を用い、熱毒の邪、発赤・腫脹・化膿・高熱を治します。

リンク利水(りすい) »…腎を温めて、脾を健全にすることです。尿や発汗のことです。水気を下行させて通利することです。利尿、導尿がそれです。薬物では猪苓・沢瀉・通草などにその作用があります。

リンク清熱瀉火法(せいねつしゃかほう) »…寒涼性の生薬を用い、熱や火邪(高熱・口渇・顔面紅潮・目の充血・腹満)を除く治療法です。

リンク去風(きょふう) »…風邪を除くことです。

リンク熱毒(ねつどく) »…熱の勢いが強く、発赤、腫脹、化膿、高熱などを引き起こします。


診断のポイント

舌 診

【舌診参照】

舌診【舌診】(tongue) 紅舌、厚い黄苔(黄膩苔)であることが多いです。

舌診

脈 診

使用方法

【使用方法参照】

正しく使用 食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。


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成 分

【生薬参照】

防風通聖散には、防風や麻黄など病因を発散して治す発散性の生薬を中心に、熱や炎症をさますもの、便通をよくするもの、無駄な水分を取り去るもの、あるいは血流をよくする生薬などがいろいろと配合されています。

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 オウゴン(黄芩)…2.0g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)…2.0g
日本薬局方 キキョウ(桔梗)…2.0g
日本薬局方 セッコウ(石膏)…2.0g
日本薬局方 ビャクジュツ(白朮)…2.0g
日本薬局方 ダイオウ(大黄)…1.5g
日本薬局方 ケイガイ(荊芥)…1.2g
日本薬局方 サンシシ(山梔子)…1.2g
日本薬局方 シャクヤク(芍薬)…1.2g
日本薬局方 センキュウ(川きゅう)…1.2g
日本薬局方 トウキ(当帰)…1.2g
日本薬局方 ハッカ(薄荷)…1.2g
日本薬局方 ボウフウ(防風)…1.2g
日本薬局方 マオウ(麻黄)…1.2g
日本薬局方 レンギョウ(連翹)…1.2g
日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…0.3g
カッセキ(滑石)…3.0g
無水ボウショウ(無水芒硝)…0.7g

【組成成分】…次図をクリックすると各生薬の詳細説明にリンクします。
石膏  連翹  山梔子  黄芩  大黄  芒硝  滑石  薄荷  防風  荊芥  麻黄  桔梗  川芎  当帰  芍薬  白朮  甘草  生姜 

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製剤・薬剤形状

【製剤・薬剤形状参照】

〈顆粒剤〉

顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。

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使用上の注意

【注意参照】

慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
2.胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、軟便、下痢等があらわれることがある。]
3.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
4.病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
5.発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。]
6.狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
7.重症高血圧症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
8.高度の腎障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
9.排尿障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
10.甲状腺機能亢進症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
重要な基本的注意
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意すること。
4.ダイオウの瀉下作用には個人差が認められるので、用法及び用量に注意すること。

【妊娠・授乳の注意】女性
●大黄、芒硝により、流早産の危険性があります。
●授乳中は、乳児が下痢をする場合がありますので、使用には注意が必要です。

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補足説明

【関連項目参照】

まばたき

微笑み

 
区切り

足跡【防風通聖散類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
 

リンク大柴胡湯 » …体格、体力ともに充実した人で、便秘の傾向があり、腹部は季肋下部の抵抗・圧痛(胸脇苦満)が強く認められる場合に用いる。

 
 

リンク桃核承気湯 » …体格、体力ともに充実した人で、便秘の傾向があり、のぼせて、下腹部に抵抗・圧痛が認められる場合(少腹急結の腹証)に用いる。なお、女性では月経異常や月経時の精神神経症状を訴えることが多い。

 
 

リンク通導散 » …実証、やや赤ら顔(どす赤い)で腹満便秘。瘀血とのぼせの著明なもの。(瘀血+気滞)

 
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製薬会社・電話

【問合せ先参照】

問合せ先 (お客様相談窓口) 0120-329-930
 又は 03-5574-6600

受付:午前9時~午後5時30分
(土・日・祝日および弊社休業日は除きます)


備 考

【備考参照】

中医師 (remarks)
便秘と皮下脂肪の関係は?
過食や運動不足などによって、代謝バランスがくずれると、肥満になりやすくなります。おなかに余分な脂肪が溜まると腸の動きが鈍くなり、便秘になりやすくなります。

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