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ツムラ 荊芥連翹湯 エキス顆粒(医療用)
主 治
慢性鼻炎、慢性扁桃炎、蓄膿症、ニキビに
風熱毒邪が肝胆三焦にびまんし、遷延して耗血を伴った状態/血熱によるにきび、吹き出物
【適応症】
慢性鼻炎、慢性扁桃炎、蓄膿症、ニキビ、肥厚性鼻炎、鼻血、肺結核、神経衰弱、禿髪症、各種の皮膚疾患
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0661 | 2.5g×42包(2週間分) | 6,002円(税込) | ||
k0789 | 2.5g×189包(63日分) | 21,894円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【荊芥連翹湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈アトピー性皮膚炎〉 16歳の男子高校生。身長168㎝、体重50㎏。やせ型で、浅黒い感じの神経質そうなタイプ。 5年前に発症し、何度か皮膚科を変えながら治療を続けていたが、あまり効果がない。症状は、ほぼ全身におよび、特に顔面から首すじ、上腕部にかけて掻痒感が強く、所々に皮膚の苔癬化見られる。秋から冬にかけて悪化。又、試験前などストレスや緊張感を伴うと、さらに悪くなるという。 小児期はよく扁桃腺を腫らしたそうである。 これに荊芥連翹湯を与えたところ、約2ヶ月の服用で、大分、掻痒感がおちつき、約6ヶ月で症状の約半分が軽減した。現在も服用を続けている。 ・現代病名:アトピー性皮膚炎 |
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〈慢性副鼻腔炎〉 38歳、男子。副鼻腔炎で手術を2回受けたが、症状が一向に軽快せず、漢方に望みをかけて来院。主訴は強い鼻閉と後鼻漏。筋肉質で顔色はやや浅黒い。腹力は中等度前後だが、腹直筋に比較的強い緊張が認められる。 手足の裏に発汗傾向もみられるので、荊芥連翹湯の証と考え、投与。4週間日から症状がとれはじめ、服用6ヶ月で全治、廃薬した。 ・現代病名:慢性副鼻腔炎 |
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〈5年来の蓄膿症が半年で完治〉 Wさん(25歳・女性)は、20歳になったころからたびたび鼻づまりに悩まされてきました。耳鼻咽喉科へは一度行ったものの、仕事が多忙なため病院に通い続けることができず、鼻づまりが起こると市販の薬でごまかしていました。 ある冬のこと、Wさんはまた頑固な鼻づまりに見舞われました。夜はなかなか眠れず、頭はボーつとして仕事中にも集中力を欠くような状態でした。そこで、母親の勧めもあって、漢方を扱う病院を訪れました。 Wさんは、体力は中程度で、鼻づまりのほかに頭痛があり、普段からよく手のひらに汗をかく体質だったため、荊芥連翹湯が処方されました。 2週間ほど服用を続けたところ、Wさんは鼻づまりがずいぶん軽くなっていることに気がつきました。そして、ぐっすり眠れるようにもなっていたのです。それ以降、症状はどんどん軽くなり、半年が過ぎたころにはすっかりよくなり、今では鼻づまりに悩まされることはなくなったそうです。 ・現代病名:蓄膿症 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
…症状・所見→四診→証→治法→方剤
風熱(表熱) »
皮膚疾患と熱毒 »
熱邪犯肺・風熱犯肺 »
湿熱 »
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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…清法:熱邪を清解することにより裏熱を消除する治法です。 |
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【中薬大分類】清熱剤…熱を除去する方剤です。清熱・瀉火・解毒・透熱滋陰などの効能により裏熱を改善する方剤です。 【中薬中分類】清熱解毒剤…熱毒を解毒する方剤です。 |
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裏熱虚(りねつきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、熱証(炎症)、虚証(体力中くらい)、顔色はやや赤黒いの方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】【気血津・臓腑証】 ●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】肝鬱血虚兼肺熱(かんうつけっきょけんはいねつ) 【中医学効能(治法)】 清熱解表・通鼻利咽・涼血・疏肝・疏散風邪 【用語の説明】(term) 清熱(せいねつ) »…熱をさますことです。身体の内部の熱を冷ますことです。体表の熱の場合は解熱といいます。 解表(かいひょう) »…体内表面の邪気を除くことです。 利咽(りえん) »…のど(咽喉)の調子を整えることです。 肝鬱(かんうつ) »…肝の機能鬱滞です。気分の落ち込んだ状態、神経症、ヒステリー、憂鬱などです。 血虚(けっきょ) »…体を栄養する血が不足した状態です。貧血などで栄養成分が不足した状態です。顔色不良、口舌が淡白、爪・毛髪につやがない、ふらつき、視力減退などがあります。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 舌質紅、白黄苔ありです。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 細数です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
荊芥連翹湯には、熱や炎症をさますもの、病因を発散させるもの、痰や膿を排出するもの、あるいは血流をよくする生薬などがいろいろと配合されています。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.50gを含有する。
日本薬局方 オウゴン(黄芩)…1.5g
日本薬局方 オウバク(黄柏)…1.5g
日本薬局方 オウレン(黄連)…1.5g
日本薬局方 キキョウ(桔梗)…1.5g
日本薬局方 キジツ(枳実)…1.5g
日本薬局方 ケイガイ(荊芥)…1.5g
日本薬局方 サイコ(柴胡)…1.5g
日本薬局方 サンシシ(山梔子)…1.5g
日本薬局方 ジオウ(地黄)…1.5g
日本薬局方 シャクヤク(芍薬)…1.5g
日本薬局方 センキュウ(川芎)…1.5g
日本薬局方 トウキ(当帰)…1.5g
日本薬局方 ハッカ(薄荷)…1.5g
日本薬局方 ビャクシ(白?)…1.5g
日本薬局方 ボウフウ(防風)…1.5g
日本薬局方 レンギョウ(連翹)…1.5g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)…1.0g
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
補足説明
【関連項目参照】
【荊芥連翹湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
葛根湯 » …比較的体力にある人で、顔面・耳・上気道などに急性の炎症があり、項背部のこりを訴える場合に用いる。 | |
葛根湯加川芎辛夷 » …葛根湯を用いるべき症状が慢性に移行した場合に用いる。 | |
小柴胡湯加桔梗石膏 » …体力中等度の人で、季肋部に抵抗。圧痛を訴え(胸協苦満)扁桃などに炎症のある場合に用いる。 | |
柴胡清肝湯 » …比較的虚弱な小児で、神経質でいらいらして怒りっぽく、リンパ節や扁桃などが腫れやすい場合に用いる。 | |
製薬会社・電話
【問合せ先参照】
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