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ツムラ 釣藤散 エキス顆粒(医療用)
主 治
慢性頭痛・物忘れに、高血圧、動脈硬化に、スッキリ、爽やかに晴れわたる、頭のビタミン剤
高血圧症・脳動脈硬化症/肝陽上亢/肝陽化風
【適応症】
高血圧症、脳血管障害後遺症、頭痛、神経症、めまい、肩こり、更年期障害、動脈硬化、メニエール症候群。
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0659 | 42包(2週間分) | 5,027円(税込) | ||
k0787 | 189包(63日分) | 19,703円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【釣藤散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈頭痛と脈結代〉 65歳、男子。早朝、起床時の頭痛と、脈の結代とを主訴として来院したが、腹部は全般的に弱く、臍部で動悸が亢進し右季肋下に少し抵抗がある軽微の胸脇苦満があった。 そこで柴胡桂枝湯を与えたところ、1ヵ月ほど服用しても頭痛がとれないので、釣藤散にした。すると、10日分のみ終わるころには頭痛がしなくなった。それ以来、前のような頭痛を訴えなくなった。 ・現代病名:頭痛 |
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〈頭痛、耳鳴、めまいを訴える動脈硬化症の患者〉 52歳男子。梅毒の既往症があり、3年ほど前から頭重とめまい、耳鳴りに悩まされる。現在の症状はその他に、腰痛、背痛、後頭部の緊張感、排尿後の不快感などもあり、便は硬く、1日2回である。脈はやや沈で弦、血圧は右が、158/94、左が167/102と、左右でかなりの差があった。右に胸脇苦満が認められる。 釣藤散を投与、3週間日頃から愁訴は急速にとれはじめ、2ヵ月後にはほとんど全快した。 ・現代病名:頭痛、耳鳴、めまい |
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〈頭痛・高血圧に〉 50代の男性。体格は中肉で主訴 は高血圧と頭痛でした。特に朝方頭痛があり、高血圧で 病院にも通われています。来局時、本人はまっすぐ歩いているつもりでも実際は横にフラフラしているという状態でした。 釣藤散を勧めましたところ、1週間くらいで全体に症状が軽くなったということでした。以後断続的に服まれています。 ・現代病名:頭痛・高血圧 |
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〈高血圧を治して色白な肌に〉 T男さん(55歳)は、高血圧で通院していましたが症状が改善しないため、漢方治療に切り替えることにしました。そこでT男さんは駆瘀血剤の桂枝茯苓丸と動脈硬化を治す釣藤散を処方され、併せて足元の冷えを治すため半身浴を勧められました。治療を続けて1ヵ月、肌がツルツルになりはじめ、その後血圧が安定するにつれ、肌が白くなっていきました。T男さんは休日の草野球で日焼けしていると思っていたのですが、赤黒い顔色は、実は高血圧のせいだったのです。 ・現代病名:高血圧・肌荒れ |
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〈漢方薬で多発性脳梗塞の再発を防止〉 Sさん(80歳・女性)は、ヒマワリ畑を見に、家族でドライブに出かけました。そのさい、トイレ休憩を取るのを遠慮し、水分補給を控えてしまいました。すると、帰宅後、手にまひが現れたため、すぐにかかりつけ医師の診察を受けました。当日は釣藤散の服用と水分補給、翌日は、釣藤散と続命湯を交互に飲んだ後、大学病院に入院してCTを撮ることになったのです。 発作を起こした脳梗塞の箇所は治っていましたが、ほかにも小さな脳梗塞が多数見つかりました。そこで、入院中は釣藤散、退院後は桂枝加朮附湯を交互に服用することになりました。Sさんは、その後83歳で老衰で亡くなるまで、脳梗塞を再発することはありませんでした。 ・現代病名:脳卒中 |
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〈レーザー治療後も続いた眼痛・頭痛が治癒〉 Hさん(68歳・女性)は、昨年、突然ひどい眼痛と頭痛、吐き気に襲われ、急いでタクシーで病院に駆けつけたところ、閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしよう)と診断されました。眼圧がかなり高く、すぐに下げる必要があったため、両目ともレーザー虹彩光凝固術をし、隅角をふさいで房水の流れを悪くしている虹彩を切開しました。 レーザー治療後、眼圧は15~16㎜Hgの正常値に落ち着きましたが、眼痛と頭痛の症状は変わらず、数カ月たっても軽快しませんでした。 そこで、Hさんは漢方治療を試してみようと決心し、漢方を扱う病院を訪れたのです。処方された釣藤散のエキスを服用していると、2週間で症状が和らいできました。そして1ヵ月後には頭痛が消え、眼痛もなくなったのです。現在、眼圧は15~16㎜Hgのままで、視野は正常に保たれているそうです。 ・現代病名:閉塞隅角緑内障 |
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〈不快症状が取れて血圧も下がった〉 主婦のMさん(58歳・女性)は、高血圧で脳動脈硬化症という持病から、眼底出血を起こして治療を受けていました。眼 底出血は順調に吸収されてきていますが、毎朝頭が重く、常に目覚めが不快でした。 この症状を取りたいと、漢方医に相談したところ、釣藤散を処方されました。 Mさんは、虚証でも胃腸は丈夫でしたから、釣藤散で胃が不快になることはありませんでした。 釣藤散の服用を始めてまもなく、頭の重さが消えたほか、高血圧によるさまざまな不快症状もなくなり、血圧も下がりました。 ・現代病名:眼底出血 |
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〈釣藤散と八昧地黄丸で眼圧と血圧が安定〉 40代のころから眼圧が高くなり、かかりつけの眼科から、長年、点眼剤をもらい続けていたC子さん(62歳)ですが、最近は、眼圧が高くなると激しい頭痛と高血圧に悩まされるようになりました。そこで、家庭医の内科医に相談すると、「これといった体の異常は認められないので、1度、漢方を試してみましょう」と、近くの漢方薬局を紹介されました。 漢方薬局では、中肉中背で、肩こり、めまいを訴えるC子さんを虚証と診断し、釣藤散と八味地黄丸を処方しました。 C子さんは、薬剤師の指示通りに1週間ほど服用したところ、眼圧と血圧が安定し、頭痛が和らぎ、気分もスーツと楽になったそうです。 ただ、服用を中止するとまた眼圧が上がり、頭痛も再発するので、その後も継続的に2種類の漢方を服用しています。 ・現代病名:緑内障 |
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〈数年采の耳鳴りが異なった漢方薬の併用で治った〉 また、W代さん(67歳)は3年前から両耳の耳鳴りに悩まされていました。W代さんの耳鳴りは、左右で音が違う上に音がかなり大きく、日常生活に支障を来たすほどでした。W代さんには、朝に真武湯、昼に柴胡桂枝湯、夜には釣藤散が処方されました。 これを服用するようになって4ヵ月後には、音が気にならなくなっていました。さらに6ヵ月後には、日常生活に全く支障のない程度にまで軽減されたのです。現在は予防のために、同じ処方を飲み続けています。 ・現代病名:耳鳴り |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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【中薬大分類】治風剤…風(ふう)の邪による失調を治す方剤です。即ち、外風を疏散したり、内風を平熄する効能をもち、風病を改善する方剤です。 【中薬中分類】平熄(そく)内風剤…体内に発生した内風を治す方剤です。内風は「身中陽気の変化」で、熱盛により肝陽が亢盛になって化風したり、陰血不足のために肝陽偏亢になって動風を生じるもので、肝陽の偏亢に続発してひきおこされる「風うちより生ず」の病変です。 |
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裏熱虚(りねつきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、熱証(のぼせ)、虚証(体力中くらい)の方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】肝陽上亢兼痰飲(かんようじょうこうけんたんいん) 【中医学効能(治法)】 平肝潜陽・明目・補気健脾・化痰・熄風・滋陰 【用語の説明】(term) 平肝(へいかん) »…肝の機能亢進状態を改善することです。 明目(めいもく) »…視力を高めることです。 補気(ほき) »…気を補う=益気のことです。 健脾(けんぴ) »…脾の働きです。脾胃の機能を正常にする治療法です。 化痰(けたん) »…痰を除くことです。 肝陽上亢(かんようじょうこう) »…肝の陰液不足のために相対的に肝陽が亢進して生じます。肝陰虚・肝腎陰虚による陰虚火旺でありますが、肝血虚に伴うこともあります。特徴は陰液不足の症候とともにあらわれる熱証(虚熱)で上半身とくに顔面や頭部に熱証がみられます。脳の抑制過程の減弱による興奮性増大・自律神経系の興奮・ホルモン失調・異化作用亢進などが関連すると考えられます。 痰飲(たんいん) »…痰と飲の総称を表現する言葉です。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 淡紅、白苔時に白膩苔です。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 弦、時に数です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
釣藤散は、その名前になっている釣藤鈎をはじめ、下記のようなたくさんの生薬からなります。
主薬の釣藤鈎には、脳血管を広げて脳循環をよくする作用があるといわれます。寒性薬の石膏は、充血や炎症をひき、のぼせをさます役割りをします。また、茯苓や半夏は、水分循環をよくすることで、めまいや耳鳴りの改善に役立ちます。そのほか、痛みを発散する防風や菊花、滋養・強壮作用の人参などが配合されます。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 セッコウ(石膏)…5.0g
日本薬局方 チンピ(陳皮)…3.0g
日本薬局方 バクモンドウ(麦門冬)…3.0g
日本薬局方 ハンゲ(半夏)…3.0g
日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)…3.0g
日本薬局方 ニンジン(人参)…2.0g
日本薬局方 ボウフウ(防風)…2.0g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)…1.0g
日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…1.0g
チョウトウコウ(釣藤鈎)…3.0g
キッカ(菊花)…2.0g
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
補足説明
【関連項目参照】
【釣藤散類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
抑肝散加陳皮半夏 » …胃腸虚弱で腹部に動倭小児または若年者の神経過敏で怒りやすく興奮して眠れない場合に用いる。(気血両虚の肝陽化風+痰飲) | |
柴胡加竜骨牡蛎湯 » …比較的体力が充実した人の頭痛・頭重・不安・不眠などに用いられる。この場合、便秘の傾向があり、季肋部の抵抗・圧痛を認める場合に用いる。(肝気鬱結による煩驚) | |
半夏白朮天麻湯 » …胃腸虚弱な人で、心窩部振水音を認め、頭痛、頭重、めまいなどがある場合に用いる。(脾虚、水飲上衝) | |
製薬会社・電話
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