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ツムラ 半夏白朮天麻湯 エキス顆粒(医療用)
主 治
胃腸虚弱で下肢が冷え、めまい、頭痛
胃腸虚弱の方の頭痛と目眩(めまい)/痰飲による頭痛と目眩(めまい)
【適応症】
胃腸虚弱で下肢が冷え、めまい、頭痛などがある者、慢性胃腸炎、内耳性眩暈(めまい)、胃アトニー症、胃下垂、胃神経症、胃腸虚弱者、低血圧に伴う頭痛、低血圧症、蓄膿症、常習性頭痛、メニエール症候群
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0651 | 42包(2週間分) | 6,560円(税込) | ||
k0779 | 189包(63日分) | 24,960円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【半夏白朮天麻湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈曇りの日に現れる頭重感とめまい〉 主婦のNさん(36歳)は、いつも頭が重だるく、めまいがして、体に力が入らないという症状で悩んでいました。この症状は、特に曇りの日や台風の前後にひどくなります。そこで、Nさんは漢方を処方するクリニックを訪れました。日ごろから胃が弱く、冷え症のNさんには、頭重感を治す標治(局所的な治療)の処方として半夏白朮天麻湯、胃弱という体質を改善する本治(根本的な治療)の処方として六君子湯が出されました。 服用を始めると、徐々に胃の調子が整い、それに伴って頭重感やめまいなどが起こる回数が減り、やがてまったく症状が現れなくなりました。 ・現代病名:頭重感・めまい |
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〈体調がよくなり、食後の眠気も解消〉 Eさん(32歳・男性)は、かねてから手足の冷えに悩まされていました。漢方を用いる医師が診察したとき、Eさんは手足の冷えのほか、病気がないにもかかわらずどうも元気が出ない、疲れやすい、太りたくても太れない、食後は眠気やだるさを覚えて仕事にならない、といった症状を訴えました。そこで医師は、半夏白朮天麻湯を処方。 Eさんがこの薬を飲みはじめると、2週間たったころから食欲が出てきました。 しかも、食後の眠気が弱くなってきたのです。1ヵ月半後には体重が増えはじめ、手足の冷えがなくなりました。体重が1kg増えたころには、虚証の人に用いる半夏白朮天麻湯が合わなくなるほど体カがつき、体調が整ってきました。 さらに、食後の眠気は完全に解消され、午後の仕事もスムーズにこなせるようになったのです。 現在は安中散に切り換え、好調を保っています。 ・現代病名:手足の冷え・疲労感 |
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〈働きざかりの会社員の疲れや寝起きの悪さが解消した〉 身長175cmのNさん(38歳)は、体重が57kgとやせ型の男性です。体調が優れず、仕事に差し障るので、漢方研究医の医院を訪れました。食後すぐ気持ちが悪くなる、天候が悪い日に頭が重い、寝起きが悪いといった訴えから、初め医師は低血圧だろうと思いました。しかし、実際に血圧を測ってみると、意外にも最大血圧150㎜Hg/最小血圧90㎜Hgの高血圧です。 虚証タイプで年齢が若いなどの理由から、医師は、半夏白朮天麻湯をNさんに処方しました。 現在、Nさんは、慢性的な疲れがすっかり取れ、朝もすんなり起きられる、食事もおいしく食べられると喜んでいます。血圧は、若干下がって最大で140㎜Hgぐらいになっています。血圧自体は劇的に下がったわけではありませんが、不快症状の解消は漢方の面目躍如といえるでしょう。 ・現代病名:高血圧 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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…消法:消食導滞・散結消堅の効能により、気・血・痰・食・水・虫などが積聚した有形の滞結を徐々に消散させる治法です。 |
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【中薬大分類】祛痰剤…固まった水液である痰を除する方剤です。きょ痰薬を主体にし、痰を排除・消解したり、各種の痰病に効果のある方剤です。 【中薬中分類】治風化痰剤…風邪を伴う痰を除去する方剤です。 |
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裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、湿証(水分停滞)の方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】脾不運湿・風痰上逆(ひふうんしつ・ふうたんじょうぎゃく) 【中医学効能(治法)】 健脾除湿・化痰熄風・補気・理気 【用語の説明】(term) 健脾(けんぴ) »…脾の働きです。脾胃の機能を正常にする治療法です。 除湿(じょしつ) »…体内の余分な水分を排出させることです。 化痰(けたん) »…痰を除くことです。 熄風(そくふう) »…眩暈(めまい)、ふるえ、痙攣(けいれん)などの状態を改善することです。 上逆(じょうぎゃく) »…気が下腹から上部へ発作的に突き上げてくる症状です。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 淡白、湿潤、白膩苔です。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 沈滑、あるいは弦滑です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
半夏白朮天麻湯は、その名前になっている半夏と白朮、天麻を中心に、下記の12種類の生薬から成ります。半夏は、吐き気や嘔吐をおさえる漢方の重要な生薬です。白朮と茯苓それと沢瀉には利尿作用があり、体の余分な水分を取り去ります。天麻は、めまいや頭痛を発散して治します。さらに、滋養強壮作用のある人参と黄耆、健胃作用をもつ陳皮や黄柏、麦芽や生姜なども加わります。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 チンピ(陳皮)3.0g 日本薬局方 ハンゲ(半夏)3.0g
日本薬局方 ビャクジュツ(白朮)3.0g 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)3.0g
日本薬局方 オウギ(黄耆)1.5g 日本薬局方 タクシャ(沢瀉)1.5g
日本薬局方 ニンジン(人参)1.5g 日本薬局方 オウバク(黄柏)1.0g
日本薬局方 ショウキョウ(生姜)0.5g テンマ(天麻)2.0g
バクガ(麦芽)2.0g カンキョウ(乾姜)1.0g
【組成成分】…次図をクリックすると各生薬の詳細説明にリンクします。 |
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
補足説明
【関連項目参照】
【半夏白朮天麻湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
呉茱萸湯 » …冷え症の人で項や肩がこり、反復性に激しい頭痛が起こり、悪心、嘔吐を伴う場合に用いる。(胃寒による頭痛) | |
五苓散 » …頭痛の症状は呉茱萸湯と似ているが、冷え症でなく、項や肩のこりも少なく、口渇、尿量減少の傾向のある場合に用いる。(水飲内蓄による頭痛) | |
釣藤散 » …中年以降の人で高血圧の傾向があって、とくに早朝時に頭痛を訴えることが多く、めまい、耳鳴、のぼせなどの症状を伴う場合に用いる。(脾虚湿痰と肝陽化風の頭痛) | |
葛根湯 » …体力中等度以上の人で胃腸症状がなく、項や肩がこり、頭痛を訴える場合に用いる。(太陽傷寒の頭痛) | |
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