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ツムラ 木防已湯 エキス顆粒(医療用)

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    ツムラ:ツムラ 木防已湯 エキス顆粒(医療用)

  • 木防已湯

    木防已湯が適用する自覚症状

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主 治

【適応症】

鬱血性心不全、腎臓疾患、浮腫、心臓性喘息、心内膜炎、心臓弁膜症、慢性腎炎、ネフローゼ

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k0650 42包(2週間分) 4,699円(税込)
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k0778 189包(63日分) 18,608円(税込)
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症例・病例・治癒例

【症例参照】

【木防已湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈心臓性喘息〉

治例図 65歳の男性。

8ヵ月前より毎夜喘息様発作が起こり、増悪するばかりであった。発作は毎夜半、痰が出るまで苦しむ。脈は弦大浮で、腹は肝臓が5横指ほども肥大し、上腹部一体が板のように硬く触れる。大便は秘結し、夜2~3回排尿があり、尿中蛋白、ウロビリノーゲンともに陽性。発作時は口渇が甚だしく、下肢浮腫がある。

増損木防己湯を与えたところ、漸次快方に向かい、発作の回数が少なくなり、肝臓の肥大が減じて2横指ぐらいとなった。

・現代病名:心臓性喘息

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2〈心臓弁膜障害〉

治例図 41歳の男性。

顔面浅黒く、口唇暗紫色、15年前に関節リウマチに罹患し、約4年前から心悸、呼吸困難 が起こった。

自覚症は大便1日1回、小便20回、心悸・呼吸困難・咳漱・頭痛・心下部居塞感・発汗傾向がある。

他覚症は、脈沈緊・舌少し白苔・心下部に強い抵抗・圧に対して不快感・心濁音界拡大・収縮期雑音が著しい。

木防已湯を与え、5日後に心悸と咳漱消退、1ヵ月でほとんど自覚症が消失して就業、1年3ヵ月服用して腹部心下部症状がほとんど正常となった。

・現代病名:心臓弁膜障害

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3〈心臓性喘息と腹水〉

治例図 63歳の男性。

70キロ以上の太った人で、腹部は太鼓のように突き出ている。一見して顔色が紫色に鬱血して、手の甲は丸くなるほどむくんでいるのがわかる。下肢にも中等度の浮腫があり、腹水もたまっている。

主訴は、呼吸困難で、歩行時とくにひどい。横臥不能で、腹水と四肢の浮腫があり、腹囲は1メートル5センチもある。心下部は肝臓の腫大のため、盆を半分のみこんだように堅く触れる。按ずと圧痛苦悶を訴える。心持動不整であるが、雑音は著明でない。脈は沈緊である。尿は100㏄ぐらい数回、蛋白中等度、血圧は115/85、心臓と肝臓と腎臓が悪いといわれ、4ヵ月も入院していた。

この患者の症候はすなわち「その人喘満、心下痞堅、面色黎黒、脈沈緊」の条文にあてはまるものである。

分消湯は効なく、木防已陽加茯にすると、10日分で呼吸困難、胸内苦悶は拭うようにとれた。初診時は家人の肩につかまってやっと来院したが、2回目のときは途中休まず平気で歩いてきた。尿量増加して腹水も浮腫も消失し、心下部も軟かとなり、横臥可能となり、仕事も少しずつできるようになった。

・現代病名:心臓性喘息と腹水

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弁証論治

【弁証論治・概要】

中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。

弁証論治…症状・所見→四診→証→治法→方剤
リンク心肺気虚 »

【自覚症状図】

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

木防已湯

【中薬大分類】祛湿剤…停滞した水液(湿)を除去する方剤です。

【中薬中分類】利水滲(しん)湿剤…湿を排泄する方剤です。

八綱分類裏熱実(りねつじつ) 裏 熱 熱 実 …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、熱証(炎症)、虚証(やや虚弱)、湿証(水分停滞)の方に適応します。


気血津液…人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。
気虚…氣が不足している方が使用します。氣の作用の不足で、全身の機能・代謝・抵抗力の低下や興奮性の低下などに伴う症候を現します。 疲れやすい、元気が無い、活力低下などを特徴とします。
血瘀…血の流れが悪い方が使用します。停滞し変性した非生理的血液の意味で、現代西洋医学的には微小循環系の障害が最も血瘀に近い病態と考えられます。 大まかには静脈系の停滞即ち鬱血に相当しますが、血液粘稠度の増大、凝固亢進、血栓、癒着、繊維化、増殖性病変、瘢痕、血腫などの様々な病態が含まれます。 また、紫斑・皮下点状出血や血管内の凝血(凍瘡など)、DICのような血管内凝固亢進にひき続く出血も血瘀と判断されています。
水液停滞…余分な水があまっている方が使用します。津液の停滞のことで、西洋医学的には細胞内液・組織液・リンパ液などが、主として組織間・消化管内・体腔内に異常に停滞したことを意味します。 中医学では湿・痰飲・水腫と呼ぶのが一般的で、日本では水毒ともいわれます。

 

【臓腑弁証】

●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
リンク五臓(ごぞう) »  リンク気・血・津液・精 »  リンク弁証論治・事典 »

【証(病機)】飲停胸隔(いんていきょうかく)

【中医学効能(治法)】 瀉熱逐飲・利水滲湿・益気・清熱

【用語の説明】(term)

リンク瀉熱(しゃねつ) »…熱の過剰な状態を改善することです。

リンク利水(りすい) »…腎を温めて、脾を健全にすることです。尿や発汗のことです。水気を下行させて通利することです。利尿、導尿がそれです。薬物では猪苓・沢瀉・通草などにその作用があります。

リンク益気(えっき) »…気を補充することです。

リンク益気法(えっきほう) »…気虚を補う補法のひとつです。

リンク清熱(せいねつ) »…熱をさますことです。身体の内部の熱を冷ますことです。体表の熱の場合は解熱といいます。


診断のポイント

舌 診

【舌診参照】

舌診【舌診】(tongue) 紅舌。やや乾燥、黄膩苔があります。

舌診

脈 診

使用方法

【使用方法参照】

正しく使用 食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。


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成 分

【生薬参照】

木防已湯の構成生薬は下記の4種類です。
防已には利尿作用があり、体の水分循環を改善します。石膏は寒性の発散薬で、熱や炎症をさまし、また停滞した水分を発散させます。桂皮も発散性の生薬で、余分な水分を取り去るのを助けます。これに、滋養強壮薬の人参が加わります。

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 セッコウ(石膏)…10.0g
日本薬局方 ボウイ(防已)…4.0g
日本薬局方 ケイヒ(桂皮)…3.0g
日本薬局方 ニンジン(人参)…3.0g

【組成成分】…次図をクリックすると各生薬の詳細説明にリンクします。
石膏  防已  桂皮  人参 

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製剤・薬剤形状

【製剤・薬剤形状参照】

〈顆粒剤〉

顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。

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使用上の注意

【注意参照】

【妊娠・授乳の注意】女性
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。

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補足説明

【関連項目参照】

まばたき

微笑み

 
区切り

足跡【木防已湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
 

リンク炙甘草湯 » …比較的体力の低下した人で、動悸、息切れを訴え、疲労感、手足のほてり、便秘などを伴うが、心窩部のはなはだしい抵抗感がない場合に用いる。(心気陰両虚)

 
 

リンク柴胡加竜骨牡蛎湯 » …比較的体力がある人で、呼吸器症状はなく、動悸、尿量減少を認め、季肋下部に抵抗圧痛があり、精神不安、不眠などの精神神経症状が顕著な場合に用いる。(心肝火旺、脾虚)

 
 

リンク苓桂朮甘湯 » …体力のやや低下した人で、めまい、身体動揺感を訴え、息ぎれや軽い心悸亢進をともなう。腹証上、心窩部の振水音や腰傍で大動脈の拍動亢進を認める場合に用いる。(脾虚寒飲、水飲上衝)

 
 

リンク大柴胡湯 » …実証の人で、強い心下痞鞭と胸脇苦満(心下急)と便秘のあるもの。脈は沈実。(少陽陽明合病、肝鬱化火)

 
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製薬会社・電話

【問合せ先参照】

問合せ先 (お客様相談窓口) 0120-329-930
 又は 03-5574-6600

受付:午前9時~午後5時30分
(土・日・祝日および弊社休業日は除きます)


備 考

【備考参照】

中医師 (remarks)
体内にある水毒を排出する働きに優れ、皮膚の腫れやむくみ、あるいは組織間にあるむくみなどの浮腫を解消し、硬くなった部位を緩めて、呼吸困難、動悸、口渇、尿量減少などを改善します。心臓性ぜんそくをはじめとする心臓疾患を中心に、ネフローゼなどの腎臓病にも用いられます。

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