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ツムラ 真武湯 エキス顆粒(医療用)

  • ツムラ 真武湯 エキス顆粒(医療用)

    ツムラ:ツムラ 真武湯 エキス顆粒(医療用)

  • 真武湯

    真武湯が適用する自覚症状

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主 治

【適応症】

胃腸疾患、胃腸虚弱症、慢性腸炎、消化不良胃アトニー症、胃下垂症、ネフローゼ、腹膜炎、脳溢血、脊髄疾患による運動ならびに知覚麻痺、神経衰弱高血圧、心臓弁膜症・心不全で心悸亢進、半身不随、リウマチ、老人性掻痒症、慢性下痢(泄瀉)、低血圧症、慢性腎炎、風邪、慢性腸カタル、メニエール症候群、アテトーゼ、眼球振盪症、老人・虚弱者・衰弱者の感冒、肺炎、萎縮腎、小児自家中毒

注 文

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症例・病例・治癒例

【症例参照】

【真武湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈小陰病期の感冒性下痢〉

治例図 67歳、女性。

3日前にくしゃみと鼻水があり、市販の感冒薬を服用したところ、一時好転した。しかし昨夕より再び咽痛と下痢が出現したために来院した。来院時の検温では37.4℃であったが、本人は熱感を訴えず、むしろ背すじが寒いという。顔面はわずかに紅潮している。全身倦怠感がつよく、食欲も低下している。脈は沈、細、弱。腹力は軟弱で胃部振水音を認め、グル音が大進している。下痢は消化便で、泥状便、回数は昨夕2回、本日は明け方に1回、来院前に1回。下痢に伴って肛門の灼熱感やしぶり腹はない。

そこで真武湯を投与した。帰宅後、本方を服用し就床したところ、体温が徐々に上がり、30分程で寒気が去り、気分が良くなって寝入った。2時間ほどして目が覚めたところ、少しく汗ばんでおり、身体の倦怠感も去り、下痢も治まり、翌朝には通常便となり、諸病状は消失した。

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・現代病名:感冒性下痢

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2〈過敏性大腸症候群〉

治例図 15歳男子。

2ヶ月前より下痢がつづき、いろいろと医師の手当てを受けたが、一時はよくなっても、2~3日するとすぐ下痢となる。大便は水様のこともあり、粘液のまじることもある。ときどき腹がゴロゴロと鳴る。

食欲はある。熱はない。足が冷えてのぼせる。脈は沈細弱、口渇はない。腹痛は訴えない。膀上で動悸が亢進している。ひどくやせている。

真武湯を与える。これで下痢は止まる傾向をたどりながらも、一進一退をつづけ、完全に止まらなかったが、昭和15年の1月14日より、5月18日までの投薬によって全治し、体重は8キロ増し、すこぶる元気となった。

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・現代病名:過敏性大腸症候群

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3〈不調の原因、胃下垂を漢方薬で治療〉

治例図 大学生のAさん(18歳)は、子どものころから胃腸が弱く、常に手足が冷たく、よく下痢をして学校も休みがちでした。

下痢になったときだけ、市販の薬を服用していましたが、胃腸の不快感は解消せず、おなかは張ったままです。

心配した母親に連れられて病院に行くと、かなり重い胃下垂と診断され、真武湯を処方されました。服用を始めて半月ほど経つと、強い冷えが取れ、食欲も出てきました。1ヵ月を過ぎるころからつらい症状もほとんど消え、学校を休むこともなくなりました。

・現代病名:胃下垂

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4〈人付き合いが楽しくなって人生観も変わった〉

治例図 47歳の女性、Mさんは、専業主婦です。

月経が止まって数ヵ月が過ぎていました。自覚症状としては、めまいがする、夜眠れない、食欲がない、やる気が起こらないなどがありました。2ヵ月後にはピアノのリサイタルが控えており「こんな状態ではうまく演奏ができない」と頭を悩ませていたのです。

そこで、近所の婦人科病院を訪れて相談したところ、めまいが主訴ということから、真武湯と当帰芍薬散が処方されました。

飲み始めて1ヵ月が過ぎたころから、体が徐々に温まってきて、夜ぐっすり眠れるようになりました。食欲も回復し、体も動くようになったそうです。ピアノの練習にも精が出るようになり、無事リサイタル公演も済ませました。今までイライラしていた気持ちがうそのようで、人付き合いが楽しくなり、「友人がこれまでよりも優しくなった」といって喜んでいたそうです。

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・現代病名:更年期障害

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5〈数年来の耳鳴りが異なった漢方薬の併用で治った〉

治例図 45歳のS子さんは、セミが鳴くような耳鳴りに4年間にわたって悩まされていました。
耳鼻科に通院していましたが、症状が一向によくならないので、漢方薬を扱う病院を訪れました。
体カがなく手足が冷えているS子さんには、真武湯と当帰芍薬散が処方されました。朝に真武湯、昼に当帰芍薬散を飲むようにすると、3ヵ月で耳鳴りの音が小さくなり、1年を過ぎたころには全く気にならなくなりました。

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・現代病名:耳鳴り

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6〈数年来の耳鳴りが異なった漢方薬の併用で治った〉

治例図 また、W代さん(67歳)は3年前から両耳の耳鳴りに悩まされていました。

W代さんの耳鳴りは、左右で音が違う上に音がかなり大きく、日常生活に支障を来たすほどでした。W代さんには、朝に真武湯、昼に柴胡桂枝湯、夜には釣藤散が処方されました。

これを服用するようになって4ヵ月後には、音が気にならなくなっていました。さらに6ヵ月後には、日常生活に全く支障のない程度にまで軽減されたのです。

現在は予防のために、同じ処方を飲み続けています。

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・現代病名:耳鳴り

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7〈真武湯で長年の冷えを解消〉

治例図 40歳の主婦であるYさんはかなり冷えが強く、立ちくらみやめまいを感じる、肩こりや頭痛がする、体がだるくて何もやる気が起きない、という症状に長年悩まされていました。

最大血圧が95~96㎜Hgと低かったため、こうした症状の原因は低血圧であると診断されました。めまいと冷えの改善を目標に真武湯を処方してもらうと、1ヵ月ほどで不快な症状が少しずつ改善され、1年後には体重も増加して、血圧も110㎜Hg前後まで上がるようになりました。

3年経った今では、外に出掛ける気力のなかったYさんが、清掃会社でアルバイトを始めるまでに元気を取り戻しています。

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・現代病名:低血圧

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8〈漢方による体質改善で腋臭が解消〉

治例図 Kさん(50歳・女性〕は、漢方を処方する産婦人科で乳がんの術後検査を受けたときに腋臭であることが分かりました。

もともと汗をかきやすい方でしたが、わきが臭いという自党がなかったKさんは、診断結果を聞いてとても驚きました。

しかし、Kさんは医師から術後の体調管理はもちろん、腋臭の解消にも漢方薬が有効であると聞き、漢方での腋臭治療も併行して行うことにしました。

虚弱体質で冷え症のKさんに処方されたのは、各種婦人科系疾患によく用いられる桂枝挟苓丸加薏苡仁と、体を温め、体力をつけるとともに水はけをよくする真武湯でした。

これを飲み続けたところ、月日がたつごとにKさんの体調は改善されていきました。そして、享げんの再発もなく、体力もついて心身ともに落ち着いてきたころには、腋臭はすっかり解消していたそうです。

・現代病名:腋臭

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9〈2年間続いた尿もれが2週間で快癒〉

治例図 会社経営者のSさん(58歳)は、行動的でおしゃれな女性ですが、肥満気味で、2年前から頻尿と尿もれに悩んでいました。トイレに間に合わないことが多く、常に下着を持ち歩いていたほどです。自分で治そうといろいろ試しましたが、改善せず、知人の紹介で病院を受診しました。
Sさんは胃が弱く、冷えやむくみがあるため、真武湯六君子湯を併用することになりました。服用を始めて2週間、尿もれは完全に治まりました。冷えが取れ、胃の状態が安定すると、顔のむくみが消え、体重も2kg減っていました。

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・現代病名:尿もれ

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10〈冷房負けによる症状が1ヵ月で解消〉

治例図 Wさん(50歳・男性)は、常に冷房のきいたオフィスでデスクワークをしている会社役員です。あるときからめまいに悩まされるようになりましたが、あまり気にとめることもありませんでした。

ところが数日後、会議中に突然倒れ、病院に運ばれてしまったのです。病院ではメニエール病と診断され、薬を投与されましたが、一向によくなりません。見かねた奥さんが自分の主治医である漢方を処方する内科医にWさんをみてもらったところ、冷房によって起こる水毒症状だと診断されました。

Wさんは、真武湯を処方されるとともに靴下用カイロを活用するようアドバイスを受けました。Wさんは、医師の言うとおりに漢方薬を飲み、カイロを使い続けました。すると、わずか1ヵ月でめまいなどの症状が消え、体力もついて元気になったとのことです。

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・現代病名:冷房負け

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10〈真武湯でめまいが改善した〉

治例図 働き盛りのNさん(45歳・男性)はある日、会議中に突発性の回転性めまいで倒れてしまいました。

検査の結果はメニエール病ということで、抗めまい剤による治療をすることになりました。しかし2、3年続けても完治しません。

そこで漢方を処方する医師に相談すると、やせ型で冷えのあるNさんには、真武湯の煎じ薬が処方されました。

この薬を服用して2週間後、めまいはすっかり取れ、今では予防的に真武湯の粉薬を携帯するくらいで済んでいます。

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・現代病名:メニエール病(めまい)

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10〈目の疲れが取れ元気になった〉

治例図 老眼のせいで目が疲れることが多くなったと、漢方の診療所に行ったFさん(70歳・女性)。足腰がだるい、元気が出ないといった全身の倦怠症状があり、白内障の初期でもありました。

処方されたのは八味地黄丸真武湯で、この2つの薬を交互に飲むことになりました。朝に八味地黄丸を飲んだら昼には真武湯を飲む、といった具合です。

すると、服用して2週間で足腰がしゃっきりし、元気も出てきました。そして3ヵ月後には、体力が回復するとともに視力がアップし、目の疲れも取れたのです。

・現代病名:視力減退

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10〈3ヵ月で目の乾きが解消〉

治例図 Rさん(35歳・女性)が漢方を扱う医院を訪れた最初の理由は、ひどいめまいでした。

処方された真武湯を服用しはじめると、数ヵ月でめまいは改善したのですが、今度は目の乾きを強く自党するようになったのです。それまでも多少の自覚症状はあったものの、めまいの方がひどく、乾きは気にしていませんでした。

下半身の冷えが強いRさんには再度、真武湯が処方され、加えて今回は五積散も処方されました。これを朝、昼、晩と交互に服用したところ、1ヵ月後には目が乾かなくなり、その2ヵ月後には、ほとんど気にならない程度にまで症状が改善したのです。

・現代病名:目の乾き

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10〈真武湯でインフルエンザ予防〉

治例図 かぜをひきやすい体質のK君(8歳)。

K君のお母さんは、いつもつらそうにしている息子を心配し、近くの漢方薬局の薬剤師に相談することにしました。

そして、薬剤師の「毎年かぜに悩まされるのだったら、かぜの予防のために真武湯を飲ませてみたらいかがですか」というアドバイスに従うことにしたのです。すると、1ヵ月後、インフルエンザが学校で流行し、学級閉鎖寸前にまでなりましたが、K君はほかの同級生とは違って体調を崩すこともなく、元気に過ごすことができたそうです。

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・現代病名:インフルエンザ

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10〈葛根湯で治らないかぜ〉

治例図 これまで、かぜをひいたときは葛根湯で上手に治せていたFさん(68歳・女性)。

しかし、あるときいつものように葛根湯を飲んだところ、汗が止まらなくなり、漢方に詳しい医師に相談しました。

医師はFさんを診察し、脈が非常に弱っていることから虚証向きの真武湯を選択。その場でエキス剤を温かい湯に溶かして飲んでもらったところ、汗が止まり、脈にもカが出てきました。

体力のある実証の人でも、疲労が重なったり、かぜで衰弱すると虚証の症状になっていることがあるので注意が必要です。

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・現代病名:感冒の後期

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10〈鼻や目の不快症状がすぐに取れた〉

治例図 主婦のFさん(53歳)は、寒いところに出るといつもすぐに鼻がつまり、まぶたがあけていられないほど重くなり、眠いように感じる症状に悩んでいました。

漢方を扱う医師に相談すると、真武湯を処方されました。お湯で服用したところ、たちまち鼻づまりが治り、目がバッチリと開くようになり、体の何ともいえないだるさも取れました。

Fさんの症状は、冷えと水の停滞で腎が冷え、腎の機能が低下していたために、水が上半身にあふれた状態になって起こったものだ、ということのようでした。

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・現代病名:鼻風邪

 
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10〈漢方薬で症状の進行が止まった〉

治例図 Wさん(62歳・女性)は、市民検診で白内障と診断されたものの、手術の必要はないといわれ、点眼薬だけを使っていました。しかし思うような治療効果が得られないため、漢方薬を試してみようと、漢方の専門家を訪れることにしたのです。

あざができやすい、冷えがひどい、下痢をしゃすいというWさんには、血の流れを改善する桂枝茯苓丸と、体を温める真武湯が処方されました。服用して2週間もすると、Wさんの目はかなりものが見えやすくなっていました。また、あざができにくくなっていることにも気がついたといいます。その後も引き続き服用し、1年後の市民検診では白内障が進んでいないことが分かりました。

発症してから5年が経過した現在も、症状は安定していて手術の必要もありません。Wさんは現状維持のため、漢方薬を飲み続けています。

・現代病名:白内障

 
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10〈真武湯と当帰芍薬散で再発防止〉

治例図 ネフローゼ症候群で入院していたYさん(22歳・女性)は、退院後、ステロイド剤を使いながら通院治療をしていましたが、月経の前後になると尿のたんぱく量が増える傾向にありました。

Yさんは漢方薬で治したいと考え、漢方に詳しい医師の診療所を訪ねました。

Yさんを診察した医師は、虚証で血の滞りがあるとみて当帰芍薬散を、また冷えるとむくみが出る、足元がふらつく、めまいがする、といった症状から真武湯を処方しました。これらを3年ほど服用したところ、Yさんはたんばく尿、むくみがなくなり、ステロイド剤を使わなくてもすむようになりました。

・現代病名:ネフローゼ症候群

 
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10〈カイロと漢方薬でバス酔いが解消〉

治例図 Yさん(60歳〕が、秋にバスで旅行していたときのことです。ある山の上で雄大な景色を眺めていると、急に冷え込んできました。Yさんはすっかり体が冷えてしまい、食欲もなくなってしまいました。

バスに戻って多少体が温かくなり、食欲が出てきたので、持ってきていたバナナを食べました。しかし、バナナはおなかを冷やす食材なので、胃腸がすっかり冷えたために急にバスに酔ってしまいました。

薬を飲もうにも、胃が受け付けず、気分が悪くてどうしょうもなかったのですが、以前友人から、車に酔ったら足を温めるとよいと聞いたことを思い出し、足の裏に使い捨てカイロを貼って、足に毛布を掛けていました。すると、だんだん体が温まってきて胃腸が動き出し、すっと症状が軽くなったのです。

そこで、持っていた真武湯を飲むと、酔いはすっかり治ってしまいました。

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・現代病名:乗り物酔い

 
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10〈血圧の改善とともに白内障が解消〉

治例図 漢方を扱う医師のもとで高血圧の治療を受けていたHさん(55歳・男性)は、治療を始めて間もなくすると、ものが見えにくくなってきました。

そこで、眼科を訪れたところ、白内障と診断されたのです。Hさんはショックを受けましたが、白内障の治療も漢方薬でできないだろうかと漢方を扱う医師に相談してみました。すると、真武湯八味地黄丸が処方されたのです。医師が言うには、手足の冷えが強いこと、高血圧であること、また年齢を考慮して選択された処方でした。

漢方を服用しはじめたときのHさんの血圧は98~160㎜Hgでしたが、3ヵ月後には正常血圧値の70~130㎜Hgにまで下がりました。

6ヵ月後には目のかすみが取れ、視界も良好になってきました。そして、再び同じ眼科で検査を受けたところ、白内障の症状がかなり軽くなっていると言われたのです。現在もHさんは現状維持のために漢方薬を飲み続け、不自由なく生活を送っています。

・現代病名:白内障

 
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10〈高所に上れなくなったとび職の若い男性が2年で完治〉

治例図 とび職のAさんは、26歳の若い独身男性です。レイノー現象に加え、めまいがしてふらふらするので、高い所へ上ることができない状態でした。病院では皮膚筋炎と診断され、しばらく治療しましたがよくならず、1年ほどたった11月に漢方薬局に相談に行きました。

薬局では、真武湯と当帰四逆加呉茱萸生美湯を勧められました。ふらふらするのは真武湯が適した証で、冷えには、当帰四逆加呉茱萸生姜湯が向いていたのです。

半年ほどして6月になると、ふらつきが取れてビルの工事現場の高い所にも上れるようになりました。証が変わったので柴胡桂枝湯と真武湯に変え、8月以降は柴胡佳枝湯だけを2年ほど続けたところ、皮膚筋炎とされた症状もすっかりなくなりました。

・現代病名:レイノー症候群

 
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10〈夏でもカイロが手放せなかったほどの冷えが解消〉

治例図 ある年の夏から、足腰は冷えているのに、顔はのぼせてボーつとなるという症状が出はじめたUさん(53歳・男性)。夏だというのに股引(ももひき)をはき、腰にカイロを貼り付けて過ごすほどでした。

秋口になり、いっそう寒さや冷えが身にしみるようになったuさんが漢方薬を処方している病院を訪れたところ、長年オフィスの冷房に当たっていたことが原因で、体に冷えがたまってしまったのだろうとの診断でした。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯真武湯を朝夕交互に飲むようにと処方され、同時に冷房の設定温度を少し上げること、また足腰を温めるように気を付けることをアドバイスされました。

その後、医師の指示どおり薬を服用し、日常生活に気を付けていたところ、やがて寒くてたまらないと感じることが少なくなっていきました。さらに翌年の冬にはカイロの必要もなくなり、前もって布団を温めておかなくても済むようになったのです。

今では、冷え症が改善したことでコートを着る期間が短くなったと、とても喜んでいます。

・現代病名:冷え症

 
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10〈夫婦で漢方薬を服用し、念願の妊娠〉

治例図 T男さん(32歳)とK子さん(33歳)夫妻は、中等度精子無力症が原因で妊娠できずにいました。K子さんの体に異常はないものの、月経過多と月経痛に悩まされていました。

また、夫妻はすでに体外授精を2回経験していました。次回の体外授精の日程も決まっていて、それを何とか成功させたいと、夫妻は漢方を扱う病院を訪ねたのです。

T男さんはやせ型で体力がなく、冷えがたまっていることから、体を温めて新陳代謝を上げる真武湯が処方されました。

また、K子さんには、月経異常を改善し、妊娠しやすく、かつ妊娠を継続しやすい体をつくるために、血のめぐりを改善する桂枝茯苓丸四物湯が処方されました。

漢方薬を服用しはじめると、2人ともそろって体調がよくなってきました。服用を続けて8ヵ月後、検査をしてみると、T男さんの精子運動率が上がっていたのです。

予定していた体外授精は成功し、2人は赤ちゃんとの対面を心待ちに毎日を送っています。

・現代病名:中等度精子無力症

 
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弁証論治

【弁証論治・概要】

中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。

弁証論治…症状・所見→四診→証→治法→方剤
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リンク脾腎陽虚 »
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【自覚症状図】

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

真武湯

八法消法:消食導滞・散結消堅の効能により、気・血・痰・食・水・虫などが積聚した有形の滞結を徐々に消散させる治法です。

【中薬大分類】祛湿剤…停滞した水液(湿)を除去する方剤です。

【中薬中分類】温化水湿剤…温めながら湿を除する方剤です。

八綱分類裏寒虚(りかんきょ) 裏 寒 寒 虚 …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、湿証(水分停滞)の方に適応します。


気血津液…人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。
気虚…氣が不足している方が使用します。氣の作用の不足で、全身の機能・代謝・抵抗力の低下や興奮性の低下などに伴う症候を現します。 疲れやすい、元気が無い、活力低下などを特徴とします。
津液不足…津液の不足している方が使用します。人体の構成成分の滋潤作用を持つ津液の不足のことで、西洋医学的には脱水に相当します。主に発汗過多、尿量過多、出血が原因で起こります。 状態は口渇・多飲が特徴で、唇や皮膚の乾燥、便秘などの症状が現れます。一般には陰虚の範囲に含まれ、主に肺陰虚・胃陰虚を呈することが多く、暑がりの方に多く見られます。
腎虚…「精」の不足を基本とする病態の方に使用します。腎は「精を蔵し、成長・発育・生殖を主る」もので、生命体の発生・成熟・老化などに関与しています。その精とは、生命体が本来的に備えている生命エネルギーの基礎物質です。 精は内分泌系全般に相当します。腎気・腎陽および腎精・腎陰が不足して寒・熱に偏らない状態を、腎虚といいます。

 

【臓腑弁証】

【気血津・臓腑証】
陽虚の水滞(ようきょのすいたい)利水に主眼があり、陽虚によって生じた浮腫(むくみ)あるいは水様性下痢(泄瀉)に適しています。主薬は附子で、全身の機能賦活・脳の興奮性増大・強心・血管拡張などによって循環を促進し、白朮・茯苓の利水の効能を強めます。陽虚の水滞では、水分の吸収・排泄の機能自体が低下しているために、単なる利水薬では効果がなく、附子・乾姜などの機能賦活の薬物の配合が必須である.こうした利水の方法を「温陽利水」「通陽利水」ともいいます。

臓腑の中寒(実寒・虚実挾雑)(ぞうふのちゅうかん(じつかん・きょじつきょうざつ))…温中散寒の附子・乾生姜が主体で、止痛の白芍が配合されており、腹痛を緩解します。さらに利水薬の白朮・茯苓が十分配合されているので、水様便あるいは浮腫(むくみ)などの水滞にもっとも適しています。エキス剤では附子・乾生姜の配合が少ないので、温中散寒の効能はやや弱いです。

陽虚・寒証の水湿(ようきょかんしょうのすいしつ)…補陽・散寒・利水の効能をもつ附子・生姜が加えられており、冷えの改善・水分の吸収排泄が強められています。附子は強心に働くので、強心利尿剤と考えて使用してもよいです。白苔は軽度の利水に働き、補血柔肝により肝の疏泄(そせつ)を調整し、他薬を裏へ向かわせる目的で加えられています。腎の蒸騰気化が低下して生じる水湿停滞に適し、冷えをともなう浮腫・水様便、あるいは水飲による動悸・めまい・咳漱・嘔吐などに奏効します。補気健脾・補陽・補血薬が配合されているところから、内湿・水飲の発生原因である気虚・陽虚を根治し、長期間使用しても弊害が少ないです。
一般には、熱証を呈さない水湿全般に広く用いれば効果は良好です。

●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
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【証(病機)】少陰陽虚・水質内停・阻滞三焦(しょういんようきょ・すいしつないてい・そたいさんしょう)

女性  男性 女性の使用が多い方剤です。

【中医学効能(治法)】 温陽利水・補陽・利湿

【用語の説明】(term)

リンク温陽(おんよう) »…温める力を補充することです。

リンク利水(りすい) »…腎を温めて、脾を健全にすることです。尿や発汗のことです。水気を下行させて通利することです。利尿、導尿がそれです。薬物では猪苓・沢瀉・通草などにその作用があります。

リンク少陰(しょういん) »…臓腑・経絡のうち臓に属する陰経のひとつです。

リンク陽虚(ようきょ) »…陽虚;温める力が不足した状態です。陽気の働きが低下して、気虚の状態にさらに虚寒の冷えが加わる状態です。

リンク三焦(気と津液の通路)(さんしょう) »…全身に広がる膜状の組織で、臓腑、組織を包み込む気と津液の通路です。


診断のポイント

【ポイント参照】

●冷え症。身体が重い。
●めまい(立ちくらみ)
●動悸
●下痢(泄瀉)、腹痛の傾向
●急性病では急激な衰弱


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舌 診

【舌診参照】

舌診【舌診】(tongue) 紫舌(青紫舌)。湿潤、時に薄い白苔を見ます。

舌診

脈 診

使用方法

【使用方法参照】

正しく使用 食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。


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成 分

【生薬参照】

真武湯の構成生薬は下記の5種類です。
主薬の附子は熱性の代表的な生薬で、体をあたためて痛みをとり、また水分循環を改善します。
そのほか、余分な水分を取り除く茯苓と蒼朮、痛みをやわらげる芍薬、健胃作用のある生姜などが配合されています。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日本薬局方 ブクリョウ(茯苓)…4.0g
日本薬局方 シャクヤク(芍薬)…3.0g
日本薬局方 ソウジュツ(蒼朮)…3.0g
日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…1.5g
修治ブシ末(修治附子末)…0.5g

【組成成分】…次図をクリックすると各生薬の詳細説明にリンクします。
茯苓  白朮  附子  リンク乾生姜(1.5) »  リンク白芍(3) » 

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製剤・薬剤形状

【製剤・薬剤形状参照】

〈顆粒剤〉

顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。

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使用上の注意

【注意参照】

【妊娠・授乳の注意】女性
●妊婦、妊娠している可能性のある人は、附子による副作用が現れやすくなりますので、できるだけ使用しないでください。
●附子が含まれているため、子供の使用には注意が必要です。

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補足説明

【関連項目参照】

まばたき

微笑み

 
区切り

足跡【真武湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
 

リンク人参湯(理中丸) » …下痢はあまりはげしくない。人参湯の下痢は胃から、真武湯の下痢は腸から。人参湯は脾陽虚、真武湯は腎陽虚である。

 
 

リンク小建中湯 » …倦怠、疲労はあるが、下痢、嘔気、眩暈(めまい)等、寒湿の証はない。

 
 

リンク苓桂朮甘湯 » …眩暈(めまい)があるが、裏寒の症が著明でない。脈が沈緊である。水気上衝。

 
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製薬会社・電話

【問合せ先参照】

問合せ先 (お客様相談窓口) 0120-329-930
 又は 03-5574-6600

受付:午前9時~午後5時30分
(土・日・祝日および弊社休業日は除きます)


備 考

【備考参照】

中医師 (remarks)
北方の守護神名を改めた薬
玄武新陳代謝が低下してくるお年寄りだけでなく、体力が落ちたと自覚する人なら、誰でも一度試してみる価値の高い真武湯は、もともと「玄武湯」と呼ばれていました。
玄武とは、中国の神話にある方位の神様(四神)のひとつで、北方の守護神のことです。五行説では、北は水に属し、人の内臓では腎臓・膀胱がそれに当たります。また、北を象徴する色が黒(玄)に当たり、主薬である附子の色がこれに一致するので、玄武湯と名づけられたのです。
ところが、時の皇帝が亡くなったとき、その名を玄武帝として葬られたことから、皇帝と同名になってしまうのはまずいということで改名されました。以来、玄武湯は真武湯として用いられています。

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