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ツムラ 麦門冬湯 エキス顆粒(医療用)
主 治
空咳、気管支炎、気管支喘息、渇いたのどを潤し、苦しい咳(せき)を鎮める良薬
肺気陰虚(乾性咳を伴う慢性気管支炎・喘息(ぜんそく))/肺陰虚/胃陰虚
【適応症】
痰の切れにくい咳、慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支喘息、胸部疾患の咳嗽、妊娠咳嗽、百日咳、嗄声(しわがれ声)、咽頭炎、肺炎の解熱後の咳、くしゃみ
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0643 | 42包(2週間分) | 6,013円(税込) | ||
k0771 | 189包(63日分) | 22,869円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【麦門冬湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈ドライアイ〉 18歳、女子大生。子供の頃からの知り合いである。色白、やせ型だが、健康で学校とバイトで大忙しという。近頃、コンタクトレンズを入れてから、ときどき目が乾いて熱い感じがするという。咳は特別でるわけではないが、咽喉の乾燥感はあるという。 麦門冬湯をあげたところ、しばらくのんですっかりよくなった。その後、再び起きていない。現在はTV局に勤め大活躍している。麦門冬湯は、滋潤作用があって全体にまろやかな薬なので、さまざまな乾燥症に応用できよう。 ・現代病名:ドライアイ |
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〈お坊さんの咳〉 27歳男性。実家がお寺であとを継いでいる。色は白く、なで肩、気弱な所あり。お経の最中に声がかすれて、咳こんでしまい、痰がからんでお経どころではなくなってしまうと来店。特に、お盆やお彼岸になるとひどいという。線香や、香によるものと、忙しさによる疲れからくるものと考えられるが原因を取り除くという訳にもいかず、緩和される様うるおし、つまり感を取り除けたらと、麦門冬湯を投与。一年も服用していると調子がいい、今では、屯用に、お経に出かける時に服用しているという。 ・現代病名:咳 |
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〈子供の気管支炎が大幅に改善された〉 8歳の男の子D君。2歳のころ気管支炎になり、以来、たびたび発作を繰り返してきました。せきにたんが絡んで、ひどいときには、呼吸困難気味にまでなったのです。その影響か、顔色が悪く、やせていましたが、子供らしく食欲は旺盛でした。 発作のたびに、近所の医院で処方された対症薬を使っていましたが、その効果もだんだん薄れてきました。 母親が、漢方薬局で相談したところ、小青竜湯と麦門冬湯のエキス剤を勧められました。発作が起きたとき、両方を飲ませると、しばらくたってから症状が効果的に治まりました。 さらに、この漢方を飲み続けるうち、発作自体が間遠になったといいます。 ・現代病名:慢性気管支炎 |
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〈麦門冬湯でしつこい痰(たん)を解消〉 妊娠中のSさん(26歳)はこの1ヵ月間ほど、せきが止まらず、たんも切れにくく悩んでいました。おなかの中の子どものことを考えると、副作用が心配な西洋薬を使う気にもなれず、そのまま放置しておいたのですが、せきをするたびに失禁や下腹部の異常な張りなどの弊害が出てきたので、近所の漢方薬局を訪れました。漢方薬局ではS子さんののどの渇き、不快感、けいれん状に続くせきに対して麦門冬湯を処方。その後、1ヵ月ほど服用すると、S子さんのしつこいせきと絡みつくような痰(たん)が消えました。S子さんは、間もなく生まれてくる子どもを心待ちにしながら、今も麦門冬湯を飲み続 けています。 ・現代病名:咳と痰 |
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〈妊娠咳嗽〉 27歳の婦人。妊娠4カ月。せきが出て、お腹にひびき、流産を心配して来た。そのせきは、こみあげるように強いせきで、あとからあとから頻発する。痰はほとんど出ない。のどの奥が乾いている感じだという。 麦門冬湯を与えたが、10日分の服薬で軽快し、20日分ですっかりよくなり、無事分娩した。妊娠咳嗽には麦門冬湯の効く場合が多い。 ・現代病名:妊娠咳嗽 |
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〈のぼせと咽喉閉塞〉 21歳の男子。神経衰弱という。顔色はよくないが、ときどき顔面が紅潮を呈するという。冷え症で、足が冷えるとのぼせる。眠れない。のぼせると、のどがせまくなるように感じる。 脈は浮大で、腹上の動悸が冗進し、胃部に振水音を証明する。桂枝加竜骨牡蛎湯・厚朴湯・酸棗仁湯などで効なく、麦門冬湯ですべてよくなった。大逆上気・咽喉不利が目標である。 ・現代病名:のぼせと咽喉閉塞 |
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〈喘息と肺結核〉 56歳の主婦。私の親友の細君である。終戦後結核にかかり、公立病院で診察の結果、空洞が無数にあって不治を宣せられた。入院しているうちにストマイやパスができて、絶望だったその病状が好転し、数年後に大体よくなって退院した。 昭和37年11月、友人より手紙がきて、今度はもう何とも仕方がないとあきらめたが、最後の試みとして漢方薬をのんでみたいということであった。病状は2年前から肺結核に喘息が合併し、発作が起きると、終夜床上に路座して、あえぎもがき、ふとんからはい出し、転げ落ち、もはやこれまでという激しい呼吸困難が続いて、文字どおり阿鼻地獄の苦しみであるというのであった。この発作が半年間続いたので、見るかげもなく痩せ衰えてしまった。肺結核の方は大体よいのであるが、最近は少し動揺し、ガフキー1号で顔色蒼白、診ると脈は頻数にして力なく、腹部は軟弱無力、両肺野に小水泡音とギーメンが交錯して聞こえる。 初め神秘湯エキス末にして3日目から発作が緩解し、麦門冬湯エキス末にしたところ、10日後には半年間続いた苦悶からまったく開放された。食欲も出て元気づき、この2年間ほとんど発作なしで、本方を続服し、すっかり元気をとり戻し、外出も可能になった。 ・現代病名:喘息と肺結核 |
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〈冬になると声が出なくなる病〉 韓国の一婦人。年は当時34歳であった。若いときは美声でよくうたわせられたというが、数年前から、毎年冬になるとすっかり声がかれてしまって、11月から翌年2月までは、朝眼がさめたとき全く声が出ない。 のどがカサカサに乾いて口がきけない。急いで起き上がり、水を咽に入れてうがいをし、咽にふさがった痰をすっかり喀出する。痰は堅くてコロコロした塊りで、それを出すまでが大変な騒ぎで、約一時間もかかってやっと出る。 昼間でも一時間もだまっていると声が出なくなり、咽がカサカサになり、口がきけなくなるので、むりにもおしゃべりするか、何か物を食べるかするという。毎晩枕元に紙を切っておく。眠りにつくまでに咽のわずかの疾を出し、紙が山と積まれるというのである。血熱上逆による咽喉の枯燥である。 私は大逆上気の証として麦門冬湯に桔梗・紫苑・玄参各3.0を加えて与えた。一週間後に、よろこびのあまり電話があった。咽喉がとても気持よい。苦しむことなく痰が出る。よい声が出るようになったということで、冬中この方を続けて数年来の悩みが解消した。 ・現代病名:咽喉の枯燥 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
…症状・所見→四診→証→治法→方剤
陰虚 »
肺陰虚 »
燥邪犯肺 »
胃陰虚(胃陰不足・脾陰虚) »
脾肺気虚 »
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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…補法:気血陰陽あるいは臓腑の虚損を補養する治法です。 |
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【中薬大分類】治燥剤…乾燥による失調を治す方剤です。滋陰潤燥の効能を持つ薬物を主とし、燥証を改善する方剤です。 【中薬中分類】滋陰潤燥剤…体内の乾燥を治す方剤です。臓腑の陰液虧損による内燥に適用します。 |
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裏熱虚(りねつきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、熱証(炎症)、虚証(体力中くらい以下)、燥証(乾燥)の方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】【気血津・臓腑証】 ●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】肺胃陰虚(はいいいんきょ) 【中医学効能(治法)】 滋陰益気・補益肺胃・降気・気津双・滋陰(肺、胃)・止咳 【用語の説明】(term) 滋陰(じいん) »…潤い、冷やす力、陰を補充することです。陰(液)を潤すと、陽(氣)即ち元気が出るということです。陰虚を解消することです。類義語:補陰・養陰・涵陰・育陰 益気(えっき) »…気を補充することです。 降気(こうき) »…上った気を下げることです。 生津(せいしん) »…唾(つば)を出させて、咽(のど)の渇きを取ることです。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 紅で、乾燥し薄い白苔です。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 沈細数です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
補足説明
【関連項目参照】
製薬会社・電話
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