HAL Pharmacy

ツムラ 桂枝加朮附湯 エキス顆粒(医療用)

  • ツムラ 桂枝加朮附湯 エキス顆粒(医療用)

    ツムラ:ツムラ 桂枝加朮附湯 エキス顆粒(医療用)

  • 桂枝加朮附湯

    桂枝加朮附湯が適用する自覚症状

  • 個人輸入

    配送は個人輸入です

主 治

【適応症】

神経痛関節痛、慢性関節炎、腰痛症、坐骨神経痛慢性関節リウマチ偏頭痛、半身不随、小児麻痺、脊椎カリエス、脊椎、背髄腫瘍

注 文

【注文欄】

shopping ・ ツムラ 桂枝加朮附湯 エキス顆粒(医療用)のお買物・
商品番号 規格 税込価格 数量 カゴに入れる↓
k0632 42包(2週間分) 3,822円(税込)
数量
k0760 189包(63日分) 15,311円(税込)
数量

*【注文↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。
*複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【注文↓】ボタンをクリックして下さい。
*別の商品の【注文↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。
*このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。
NP後払い
NP後払い
CreditCardの使用ができるようになりました。
クレジットカード
★送料全国一律500円! 5400円(税込)お買上で無料!   

買物カゴの内容へ ログイン・会員新規登録

  リンク電話注文 »電話注文 リンクFAX注文 »FAX注文 リンクメール注文 »メール注文 リンク直接来店 »直接来店
●ご注文は、上記買物カゴ、電話、Fax、またはE-メールで承ります。

症例・病例・治癒例

【症例参照】

【桂枝加朮附湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈冷えによる痛み〉

治例図 53歳、家庭婦人。
肩こり、耳鳴り、胸腹の動悸、不眠、だるさなどの愁訴があった。さらに気欝の様子である。柴胡桂枝乾姜湯、香蘇散などを服用して、半年でほぼ治癒した。
2月、雪の道で転び、その上かぜを引いたところ、身体が冷えて腰から背中がいつまでも痛むという。そこで、皮膚の枯燥と夕刻の痛みの増加を目標に麻杏葉甘湯と当帰四逆加呉茱萸生姜湯の交互服用をすすめたところ、身体は温まったが胃が重く、汗が急増して不快という。そこで桂枝加朮附湯を主に、柴胡桂枝湯を補助のつもりで服用してもらったところ、自汗はあるが4持ちよく、背中や腰から下肢の痛みは急速に治癒に向かった。

・現代病名:冷え症

区切り線

2〈慢性関節リウマチ

治例図 54歳、主婦。
6年前に右の手関節痛が出現、消炎鎮痛剤の投与で関節痛は寛解した。2年前、風邪を引いたのを契機に両肘関節、両手関節の落痛と朝のこわばりが出現。消炎鎮痛剤の投与を受け、小康状態を保っていたが、朝のこわばりは1時間ほどみられ、また手指のMP関節の痔痛が2ヶ月前より出現した。金製剤(シオゾール)の注射を開始し4回目の注射の後全身に粟粒大の発疹が出現したため中止した。このため和漢薬による治療を希望し来院した。身長155㎝、体重52㎏、全身倦怠感があり、顔面は蒼白で自汗と盗汗の傾向がある。痔痛部の関節は腫張し、わずかに熱感がある。下腿三頭筋の量縮が頻発する。朝のこわばりは約1時間。下腿に軽度の浮腫傾向と冷えがある。脈は沈・弱舌は正常紅で、湿潤した微白苔ががみられる。腹力はやや軟弱で腹直筋の準急、膀上悸、瞬傍の圧通がある。桂枝加朮附湯を投与したところ、5ヶ月の服用でランスバリー指数は72%が32%、赤沈値も46㎜/時が32㎜/時となり、なお続服中である。

・現代病名:慢性関節リウマチ

区切り線

3〈桂枝加朮附湯とクズ湯で治す〉

治例図 G君(17歳)は受験生です。睡眠時間を削って勉強に打ち込んでいたのですが、無理がたたってかぜをひいてしまいました。その後、なんとかかぜは治りましたが、今度は胸が痛くなってしまいました。
そこで病院に行ったところ、肋間神経痛と診断されたのです。G君は、母親から漢方薬で治すことを勧められたため、漢方専門薬局に相談に行くことにしました。
薬剤師から勧められたのは桂枝加朮附湯でした。この薬は、冷えと水分代謝を改善し、肋間神経痛を改善する漢方薬です。桂枝加朮附湯とショウガ入りクズ湯を一緒に服用するように指導され、そのとおりにしたところ、1週間もしないうちに治ってしまいました。
今では、G君は元どおり受験勉強に毎日励んでいます。

・現代病名:肋間神経痛

区切り線

4〈漢方薬で多発性脳梗塞の再発を防止〉

治例図 Sさん(80歳・女性)は、ヒマワリ畑を見に、家族でドライブに出かけました。そのさい、トイレ休憩を取るのを遠慮し、水分補給を控えてしまいました。

すると、帰宅後、手にまひが現れたため、すぐにかかりつけ医師の診察を受けました。当日は釣藤散の服用と水分補給、翌日は、釣藤散と続命湯を交互に飲んだ後、大学病院に入院してCTを撮ることになったのです。

発作を起こした脳梗塞の箇所は治っていましたが、ほかにも小さな脳梗塞が多数見つかりました。そこで、入院中は釣藤散、退院後は桂枝加朮附湯を交互に服用することになりました。Sさんは、その後83歳で老衰で亡くなるまで、脳梗塞を再発することはありませんでした。

・現代病名:脳卒中

区切り線

5〈痛みが1週間で完治〉

治例図 50代の男性Hさんは、肩や腰に少し痛みを感じていましたが、机での書き物など普段の生活にはそれほど支障がなかったので、しばらくほうっておいたところ、ある朝、自分で手をついて起き上がれないほどの痛みが、肩に走りました。

それからは、朝起きるときは奥さんに背中を押してもらってやっと起き上がるという毎日でした。老化現象が原因の典型的な五十肩でした。

手足に冷えがあり、体力があまりない虚証だったHさんは、漢方薬局で、体を温める桂枝加朮附湯と、腰にも痛みがあったため八味地黄丸を勧められました。

朝に桂枝加朮附湯、夕方には八味地黄丸を服用したところ、1週間で痛みがすっかり取れ、その後も症状は出ていないそうです。

症状が現れてすぐに漢方薬を服用したので、効果も早く出たといえます。

・現代病名:五十肩

区切り線

6〈素早い対処で、1ヵ月後には解消の兆しが〉

治例図 海上保安庁勤務のWさん(50歳・男性)は、救助活動を行ったある雪の日を境に、全身の冷えと足腰の痛みに悩まされるようになり、仕事もままならない状態に陥ってしまいました。

そんなある日、知り合いに漢方薬を用いる病院を紹介されたWさんは、わらにもすがる思いでその病院を訪ねたのです。

そこで当帰四逆加呉茱萸生姜湯桂枝加朮附湯を処方されたWさんは、医者に指示されたとおり、その2つの漢方薬を朝夕交互に服用しました。また、体を温める食べ物を積極的に取ったり、ビールを控えたり、半身浴をするなど、自分なりの対策も考えました。

すると1ヵ月後には足腰の痛みがすっかり軽くなったのです。

手ごたえを感じたWさんは、その後も漢方薬の服用を続けることにしました。

半年後には以前と変わらぬ健康を取り戻し、仕事も順調に続けています。

・現代病名:冷え症

区切り線
このページのトップへ

弁証論治

【弁証論治・概要】

中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。

弁証論治…症状・所見→四診→証→治法→方剤
リンク寒湿阻絡 »
リンク風寒 »

【自覚症状図】

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

桂枝加朮附湯

八法汗法:肺気を宣発し営衛を暢調にして膜理を開泄することにより、「遍身にちゅうちゅうと汗出づ」の状態にし、肌表にある外邪を汗とともに解除する治法です。

【中薬大分類】解表剤…発汗、解肌、透疹等をうながして、初期の感冒等表証に対処する方剤です。主に外感病の初期に使用します。

【中薬中分類】辛温解表剤…温めながら解表(体内表面の邪気を除く)する方剤です。風寒表証(表寒)に用います。

八綱分類表寒虚(ひょうかんきょ) 表 寒 寒 虚 …証(体質・症状)が、表証(急性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、湿証(水分停滞)の方に適応します。


気血津液…人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。
気虚…氣が不足している方が使用します。氣の作用の不足で、全身の機能・代謝・抵抗力の低下や興奮性の低下などに伴う症候を現します。 疲れやすい、元気が無い、活力低下などを特徴とします。
水液停滞…余分な水があまっている方が使用します。津液の停滞のことで、西洋医学的には細胞内液・組織液・リンパ液などが、主として組織間・消化管内・体腔内に異常に停滞したことを意味します。 中医学では湿・痰飲・水腫と呼ぶのが一般的で、日本では水毒ともいわれます。

 

【臓腑弁証】

【気血津・臓腑証】
臓腑・経絡の中寒(ぞうふ・けいらくのちゅうかん)…桂枝湯の加方で、元来は痺証に対する去風湿の方剤です。臓腑・経絡の中寒ならびに寒湿による浮腫・下痢(泄瀉)にも適し、さらに痺証にも用いることができるので、応用範囲は非常に広いです。補気健脾の効能をもつところから長期間の使用でもあまり弊害がないです。寒証全般に広く応用するとよいです。

●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
リンク五臓(ごぞう) »  リンク気・血・津液・精 »  リンク弁証論治・事典 »

【証(病機)】風寒湿痺兼陽虚(ふうかんしつひけんようきょ)

【中医学効能(治法)】 散寒去温・止痛・止瀉

【用語の説明】(term)

リンク散寒(さんかん) »…寒さの邪気を追い出すことです。

リンク止痛(しつう) »…痛みを止めることです。

リンク止瀉(ししゃ) »…下痢を止めることです。

リンク風寒(ふうかん) »…風邪+寒邪です。

リンク湿痺(しつび) »…体内の余分な水分が原因で起きた手足のしびれのことです。

リンク陽虚(ようきょ) »…陽虚;温める力が不足した状態です。陽気の働きが低下して、気虚の状態にさらに虚寒の冷えが加わる状態です。

リンク中寒(ちゅうかん) »…寒冷に中る(あたる)ことです。


診断のポイント

【ポイント参照】

●関節変形などのない関節痛、筋肉痛、神経痛
●手足の冷えを伴う疼痛


このページのトップへ

舌 診

【舌診参照】

舌診【舌診】(tongue) 著変がないです。淡白で時に薄い白苔を見ます。

舌診 舌診

脈 診

使用方法

【使用方法参照】

正しく使用 食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。


このページのトップへ

成 分

【生薬参照】

桂枝加朮附湯は、主薬の桂枝(桂皮)をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。
おだやかな発汗・発散作用のある桂皮、痛みをやわらげる芍薬、余分な水分を取り除く蒼朮、体をあたため痛みをとる附子、緩和作用のある甘草などが配合されています。

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.75gを含有する。
日本薬局方 ケイヒ(桂皮)…4.0g
日本薬局方 シャクヤク(芍薬)…4.0g
日本薬局方 ソウジュツ(蒼朮)…4.0g
日本薬局方 タイソウ(大棗)…4.0g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)…2.0g
日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…1.0g
修治ブシ末(修治附子末)…0.5g

【組成成分】…次図をクリックすると各生薬の詳細説明にリンクします。
桂皮  生姜  附子  芍薬  甘草  大棗  白朮 

このページのトップへ

製剤・薬剤形状

【製剤・薬剤形状参照】

〈顆粒剤〉

顆粒剤 顆粒剤…散剤を粒状に加工して大きさを揃えたもので、サラッとして飛び散りにくく飲みやすい薬です。粒を特殊な皮膜で覆い、溶けやすくしたものもあります。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。

このページのトップへ

使用上の注意

【注意参照】

【妊娠・授乳の注意】女性
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●附子が含まれているため子供の使用には、注意が必要です。

このページのトップへ

補足説明

【関連項目参照】

まばたき

微笑み

 
区切り

足跡【桂枝加朮附湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
 

リンク薏苡仁湯 » …比較的体力があり、局所の熱感、腫脹、落痛を伴う軽症の関節諸疾患に用いる。(湿痺)

 
 

リンク越婢加朮湯 » …薏苡仁湯に比べ更に体力がある人で、本方と同様の関節症状があるが冷え症の傾向がなく、関節炎、口渇、自然発汗などの症状がある場合に用いる口(熱痺)

 
 

リンク防已黄耆湯 » …皮膚は概して色白で、筋肉軟弱、水ぶとりの人で疲れやすく、多汗、尿量減少、下肢の浮腫などのある場合に用いる。(気虚の風水証)

 
このページのトップへ

製薬会社・電話

【問合せ先参照】

問合せ先 (お客様相談窓口) 0120-329-930
 又は 03-5574-6600

受付:午前9時~午後5時30分
(土・日・祝日および弊社休業日は除きます)


備 考

【備考参照】

中医師 (remarks)
日本漢方に大きな発展をもたらした吉益東洞
桂枝加朮附湯や桂枝加苓朮附湯を創案した吉益東洞は、1702(元禄15)年に安芸の国(現在の広島県)に生まれました。初めは名を東庵といっていましたが、後に東洞に改めています。
37歳のとき、大志を抱いて京都に出た東洞は、人形をつくって生計を立てながら『傷寒諭』の研究に取り組みました。そんなおり、あるきっかけで朝廷のご典医だった山脇東洋に認められ、東洞は名を上げることとなります。
東洞は自ら調べて実証することをポリシ一とし、陰陽五行や脈診など、目に見えずじかに確認できないものを否定しました。古方のみを用いて日本漢方の「方証相対」という特色と伝統を築き上げ、腹診を非常に発達させました。「体内に毒(病の原因)があればその証拠は体表に出る。そして、その多くは腹診によって確かめることができる」と考えたのです。
東洞の編・著書は、『方機』『方極』『類聚方』『薬徴』など、数多くあります。これらは、『傷寒論』や『金匱要略』に掲載されている主要な薬方の適応を実地調査した結果に基づくもので、病気別や症状別に具体的にまとめられ、陰陽五行説などを考えなくても処方できるように書かれています。

ハル薬局 このページのトップへ