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ツムラ 葛根湯加川芎辛夷 エキス顆粒(医療用)
主 治
鼻づまり、畜膿、慢性鼻炎など、鼻疾患を治療する漢方の良薬
風寒性(悪寒)のカゼ・鼻炎
【適応症】
鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎、鼻閉
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0618 | 42包(2週間分) | 4,359円(税込) | ||
k0746 | 189包(63日分) | 16,210円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【葛根湯加川芎辛夷の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈急性蓄膿症〉 小6の男児。昨秋2回目のインフルエンザ予防注射をしてから40度の発熱があり2日間、学校を休んだ。医師にかかり解熱したが、その後に鼻がつまるようになって、下を向くと前額部が痛くなるのが主訴である。いつも小児用のアスピリン製剤を常用して頭痛をおさえているという。 現在、顔色はあまりよくないが、熱はないし食欲もある。鼻血が出る傾向なので体育は見学しているとのことである。耳鼻科でX線などによって急性蓄膿症という診断を受けている。 既往症としては、小4の時、仮性近視や登校拒否などがあり、有名な漢方医にかかったことがある。身長は153㎝、体重は47㎏。問診してみると、後頭部ぼんのくぼあたりをもむと気持ちが良いという。首すじのこりや肩こりがある。便通は1日1回きちんとある。食物は酢の物が好きでよく欲しがると母親はいっている。そこで、葛根湯加川キュウ辛夷を15日分与えて様子をみたところ、頭痛、肩こりなどの症状が改善されてアスピリンが不要となり、耳鼻科で検査の結果、急性蓄膿症が治っているといわれたと喜んで報告にみえた。 ・現代病名:急性蓄膿症 |
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〈手術でも治らなかった蓄膿症が漢方で治った〉 Kさん(45歳・男性)は1年ほど前、アレルギー性鼻炎から移行した蓄膿症の手術を受けました。しかし、術後も症状はあまり改善されず、季節や体調によっては相変わらず鼻水・鼻づまりに悩まされる日々を送っていました。そんなKさんが漢方薬に興味をもったのは、自然なことだったかもしれません。漢方を扱う医師を訪れたKさんの症状は、蓄膿症による鼻水・鼻づまりのほか、のぼせとひどい頭痛、肩こりでした。体力がわりとあるKさんには、葛根湯加川芎辛夷が処方されました。 Kさんは漢方薬を服用しながら、友人に勧められた鼻洗浄にも挑戦しました。その効果もあってか、1ヵ月を過ぎたころには鼻づまりが解消され、頭痛もずいぶん軽くなってきました。引き続き漢方の服用を続け、3ヵ月後にはついに完治したそうです。 現在では、かぜをひいたときに葛根湯を飲むようにして、鼻の症状が悪化しないように心がけているそうです。 ・現代病名:蓄膿症 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
…症状・所見→四診→証→治法→方剤
風寒(表寒) »
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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…汗法:肺気を宣発し営衛を暢調にして膜理を開泄することにより、「遍身にちゅうちゅうと汗出づ」の状態にし、肌表にある外邪を汗とともに解除する治法です。 |
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【中薬大分類】解表剤…発汗、解肌、透疹等をうながして、初期の感冒等表証に対処する方剤です。主に外感病の初期に使用します。 【中薬中分類】辛温解表剤…温めながら解表(体内表面の邪気を除く)する方剤です。風寒表証(表寒)に用います。 |
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表寒実(ひょうかんじつ) …証(体質・症状)が、表証(急性症状)、寒証(冷え)、実証(体力中くらい)の方に適応します。 【臓腑弁証】●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】風寒犯肺鼻塞(ふうかんはんはいびせん) 【中医学効能(治法)】 辛温解表・生津・宜肺通鼻 【用語の説明】(term) 辛温解表法(しんおんげひょうほう) »…辛温解表法:辛温の薬で温め風寒の邪を体表から発散させる治療法です。悪寒、頭痛、発熱を治します。類語:祛風散寒法(きょふうさんかんほう)。 生津(せいしん) »…唾(つば)を出させて、咽(のど)の渇きを取ることです。 宣肺(せんはい) »…肺の機能を高めることです。 風寒(ふうかん) »…風邪+寒邪です。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 湿、辺縁紅、舌苔は薄白か無苔です。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 浮緊です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
葛根湯加川きゅう辛夷は、主薬の葛根をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。
薬理的に重要な役割をする麻黄には、交感神経刺激薬のエアェドリン類が含まれます。そのほか、おだやかな発汗・発散作用のある桂皮、痛みをやわらげる芍薬、鼻の通りをよくする辛夷などが配合されています。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.00gを含有する。
日本薬局方 カッコン(葛根)…4.0g
日本薬局方 タイソウ(大棗)…3.0g
日本薬局方 マオウ(麻黄)…3.0g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)…2.0g
日本薬局方 ケイヒ(桂皮)…2.0g
日本薬局方 シャクヤク(芍薬)…2.0g
日本薬局方 センキュウ(川きゅう)…2.0g
日本薬局方 ショウキョウ(生姜)…1.0g
シンイ(辛夷)…2.0g
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
補足説明
【関連項目参照】
製薬会社・電話
【問合せ先参照】
(お客様相談窓口) 0120-329-930
又は 03-5574-6600
受付:午前9時~午後5時30分
(土・日・祝日および弊社休業日は除きます)
備 考
【備考参照】
(remarks)
●日本で上薬を加味した新処方
葛根蕩は『傷寒論』を原典とした中国からの伝統的な処方ですが、葛根湯加川菖辛夷に関しては「本朝経験方」といって、日本(本朝)で経験的に創成された加味方とされています。具体的に誰がつくったのか定かではありませんが、効き目が大変優れていることから、ひとつの処方として、その名を連ねるようになりました。
生薬の辛夷は、約2000年前に365種類もの生薬を上・中・下巻に分けて書いた『神農本草経』(しんのうほんぞうけい)の上巻に紹介されています。上・中・下巻はそれぞれ上薬・中薬・下薬について書かれたもので、上薬は長寿をかなえるような上等な薬、中薬は治療用に用いられる一般的な薬、下薬は毒性ももっているが薬として使える刺激のある薬(治れば使用は中止する)という意味です。肺を温め、鼻腔を通して病を散らすとされる辛夷は上薬の分類に入ります。